Nicotto Town


ぐだぐだ真誠日記


フェアリーテイル ~百年の恋~ 16


『また』

リーチェ「う・・ぬう・・」

グレイ「リーチェ!!」

リーチェから禍々しいほどの魔力が流れ出る。

ルーシィ「何が起きてるの!?」

エルザ「分からないが・・・あまり良くない状況らしい」

ルーシィ「まじ!?」

リーチェ「皆・・・皆殺しだぁ・・・・消えてしまえばいい」

グレイ「くぅ・・・リーチェ」

ナツ「させるかよ!!」

ナツは真っ直ぐリーチェに殴りかかるが弾き飛ばされる

エルザやルーシィも後に続くが結果は同じ

マスター「むむ・・これはちとまずいのぉ」

ナツ「そう思うなら何とかしてくれよじっちゃん」

マスター「ふむ」

リーチェ「させぬぞ!」

リーチェはそのまま街の方へと移動を始めた。

エルザ「待て!」

すると一番最初にグレイが走り出す




グレイ「リーチェ!!」

リーチェ「お主もしつこいのぉ」

ナツ「フェアリーテイルの魔導士だからな」

エルザ「あぁ・・・ここは汚させない」

リーチェ「美しいものが闇に染まるのは滑稽な姿じゃないか?」

ナツ「させねぇよ」

グレイ「あぁ・・・させねぇ」

そして戦闘は再び開始される。






一体いくつの時が過ぎただろうか?

終幕が見えない戦いが繰り広げられている。終わりの見えない戦いの中明らかに体力と魔力だけが浪費されていく。


ナツ「くっそ・・・」

エルザ「しぶといな」

グレイ「・・・」


グレイは迷っていた。リーチェに刃を向けることを・・。

しかし、このままでは街は・・・。

グレイ「っくそ・・・」(どうすれば・・・いいんだ・・・)

グレイはふっと瞳を閉じて耳を済ませる。

グレイ(リーチェ・・・)

リーチェ(グレイ・・・童は―――)

グレイ「リーチェ・・・?」

目を見開く。


リーチェ「遊びはおしまいだ」

ナツ・エルザ「ぐっわぁ!?」

グレイ「ナツ!!エルザ!!!」

二人は飛ばされる。そこにルーシィがやってきた。

ルーシィ「皆・・・」

リーチェはルーシィ目掛けてエルザの剣で突き刺そうとする。

グッシュウ

鈍い音が響く

ルーシィ「な・・・!?」

グレイ「くぅ・・・」

リーチェ「ふ・・ふははははは・・・・・」









そしてリーチェは倒れた。



リーチェ「まさか・・お主に刺されるなんてな・・・」

グレイ「リーチェ」

リーチェ「体がないのに・・酷く痛むよ」

グレイ「・・・」

リーチェ「でも・・・感謝しているよグレイ。止めてくれて有難う」

グレイ「感謝・・なんて・・・・」

リーチェ「ありがたく受け取ってくれよ・・最後の感謝を」

グレイ「最後とか・・言うなよ」

リーチェ「いや・・最後だよ。薄々気づいてはいたんだ。遅かれ早かれ限界が近づいていることに」

グレイ「何いってんだよ・・お前らしくない弱い声だして」

リーチェ「ふ・・童らしくないか?童なんて所詮はこの境に未練たらしく残っていた馬鹿な女の末路だよ」

グレイ「馬鹿なんかじゃねぇよ!!俺がもっと早く」

リーチェ「お主は関係ないさ。たまたま名前が同じなだけで容姿はさほど似てらん。待ち人のグレイのほうがイケメンだよ」

グレイ「さらりと言ってくれるじゃねぇか」

リーチェ「あぁ・・酷い女だろ?自分を愛してくれた男に自分を殺させる酷い女だ。早く・・忘れたほうがいいさ」

グレイ「最初っカラ死んでるじゃねぇか?そんな女に惚れたアホな男だ」

リーチェ「そうだな・・・童たちは・・どっちもどっち、だったのかもな」

グレイ「そうだよ・・だから消えないでくれよ」

リーチェ「無理な我侭だな・・・。こんな女のためにお主は泣くのか?」

グレイ「惚れた相手と永遠に別れるってのに・・」

リーチェ「それ以上言わなくていいさ」

リーチェは指でグレイの口を押さえる

リーチェ「辛くなる」

グレイ「俺は」

リーチェ「お別れだ」

グレイ「リーチェ!!」

リーチェ「言葉にしなくても・・分かるよ。心の声だろ?」

グレイ「あぁ」

リーチェ「なぁ・・グレイ。もしお前があのグレイの生まれ変わりだと思っているのなら・・・・今度はお主が待っていてくれないか?」

グレイ「待ってる」

リーチェ「そうか・・約束だぞ」

グレイ「あぁ・・・」

リーチェ「童は幸せ者だな・・・有難う」

グレイ「また・・」

リーチェ「あぁ・・・まただ。忘れないで。大事な花言葉を」

グレイ「花・・・言葉」

続く

次回「最終回!?」



グレイ「ようやく最終回だな;」

リーチェ「まったく・・コレだけの話を完成させるのに何時間かかっているのだ」

グレイ「何時間じゃねぇだろ?だってこの話去年の夏辺りにスタートしたんだぜ?」

ハッピー「あいくだくだです」

グレイ「まぁ・・何はともあれ終わりよければ全てよしな作者だから;」

ルーシィ「大きな心で見ていかないとね;」

グレイ「小耳に挟んだんだけどさ」

ルーシィ「何?」

グレイ「コレ終わって作者の気が向いたら・・次主役ルーシィらしいぜ」

ルーシィ「うっそぉ!?」

グレイ「と言う訳で!!次回最終話」

リーチェ「大事な花言葉」

グレイ「見てくれよ^^」

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