Nicotto Town


TAKEのつぶやき


☆寿限無

これはものすごく有名な落語です。絵本にもなっているくらい、子供たちにも楽しんでもらえる演目の代表格です、があまりに知られすぎているために落語家も覚えてはいるけれども、なかなか演じる機会の少ない噺です。米朝師匠の話しによると、「長名の息子(?)」という民話が日本各地にあり、それが基になっているそうです。また、名前の各部分の謂れも興味あるところです。そんなウンチクを聞くと落語を数倍楽しく聴けそうですね。
また、同じように長い名前の噺に「延陽伯」(江戸では「たらちね」)があります。

【スジ】
男の子が生まれて、男らしくて長命な名前を付けて貰うため、寺の住職に頼む。住職は「寿限無」はどうだという。「寿限り無し、長生きをするという意味だ」。男は「他にはありませんか?」と尋ねる。そこで住職は次々と「限り無く長寿でめでたい言葉」を名前にと言い出していくので、いいものを選べという。

「寿限無」
寿(ヨワイ)限り無しと書く、つまり死ぬときがない。

「五劫のすりきれ」
一劫とは天人が三千年に一度、天くだって岩をなでる。その巖を撫でつくしてすりきれてなくなってしまうのを一劫という。五劫というから何万年何億年とかぞえつくせないほどのめでたい言葉。

「海砂利水魚」
海の砂利や水に棲む魚は取り尽くせない、めでたい言葉。

「水行末、雲行末、風行末」
水の行く末、雲の行く末、風の行く末は何れも果てしがなくめでたい事。

「食う寝るところに住むところ」
衣食住のうち一つ欠けても生きられない。

「やぶら小路ぶら小路」
やぶこうじと言う木は、春は若葉、夏は花咲き秋は実をむすび、冬は赤き色をそそえて露を防ぐめでたい木。

「パイポ、パイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナー」
昔パイポと言う国にシューリンガンという王様とグーリンダイという王后の間に生まれた、ポンポコピーとポンポコナーという2人のお姫様がおって この2人が大変な長生きだった。

「長久命の長助」
そして、最後に長生きで 親を長く助ける。

以上を住職に紙にひらがなで書いてもらう。ところがこれはめでたいと言うので、すべていただきますということになるが、長い名前でいろいろな騒動がおこる。

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2011/02/05 10:30
パイポパイポのくだりは ちゃんと知らなかったので めちゃ面白い~!
勉強勉強!!(((φ(◎ロ◎;)φ)))ウラウラウラー!!

この演目は 話す落語家さんによって全然変わりますよね
昔誰だったか忘れたけど(あまりに幼少の頃で) 音の感じが好きでジーッ (@ ̄_ ̄) ・・・・・と聴いてたそうです



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