✪続 秘密ノート (後)
- カテゴリ:30代以上
- 2011/02/03 00:00:52
「やぁ」声をかけてきたのは佐野君でした、「佐野くん・・・」。
「すっげーこんなの初めて見たょ」どうやら彼には見えるようです、
うららの悲しみにみちて大きく広がった葉っぱを手にとりながら驚いていました。
「見えるの ? 」「ミエナイ草だょ、これ」、
「・・・・・・ミエナイ草 ? 」「だけど・・・こんなに繁っているのは初めて見たょ」。
佐野くんが笑いをこらえるのに必死なのがうららにはわかった、
「クッ・・クッ・・ヒーヒーそれにしてもこれひどいなクククク」。
「何ょ!! そんなに笑う事ないでしょう」「ごめんごめん、だって僕にだってあるょ、ほら」、
うららは佐野くんの頭を覗きこんだが・・・見えない「見えないの ? 」「うそばっかり」、
「ふーん、自分のは見えるのにな」「ミエナイ草、持っている人時々いるょ」。
「ほんと ? 」「持ってても自分では一生見えなくて知らないままの人もいるし、
ある日、突然見えるようになる人もいる」「うん、うん」、
「もちろん自分のが見えないと、他人のなんて見えないんだけどね・・・・
君みたいに自分のしか見えない人もいっぱいいるょ」。
「ねぇ、佐野くんはいっから見えるようになったの ? 」、
「10才の時だょ、ぼくなんて自慢さ ! 他のやっに見えなくて嬉しくてワクワクするね ! 」。
「ふぅん・・」「ねぇ、この葉っぱ少し手入れしたほうがいいんじゃないかな ? 。
そうしたらこんなにならないょ、よっぽど嫌だったんだね」、
佐野くんは葉っぱの匂いを嗅いだり、茎をぐにゃぐにゃにさせたりしました。
「ハサミ持っている ? 」「うん」、
「切ってあげるね」佐野君はうららのハサミで葉っぱをキレイに剪定してくれました。
「このさぁ、葉っぱの中ににさ、小さい花、咲いてるんだぜ知ってた ? 」「ううん」、
「ほら、綺麗じゃん」「ホントだ」それはそれはほんとに綺麗な小さな花でした。
「ねぇ、佐野くんはどうして屋上なんかにいるの ? 授業中だょ」「そっちこそ」、
「私はいいの」「なんでだょ ? 」「失恋したのょ」「オレも」。
風が二人に優しく吹いていました。
うららはなんだかさっきより、胸が痛くなって佐野君の横顔を覗くと。
佐野君の頭にミエナイ草が見えた、その小さな葉っぱの中には小さな花も見えました。
「見えた、見えたょ佐野君の葉っぱ ! 」うららの花の色とは違う色でした、
するとその途端に見下ろしていた運動場にも何人かのミエナイ草を持った子たち。
まるで柔らかな新芽が揺れているように、光る光る庭のように・・うららには見えた。
「うわーあそこにも、こっちにも」、
「夜さ、空を見てて今日あんまり星が出てないなーって思って見ててさ。
ずーっと星を見ててさ、一つ見つかると実は満点の星空だったって言うーあの時見たい」「うん、うん」、
まさにあの時の星空でした。
風が吹いてうららの切った葉っぱが太陽の光に透けながらくるくる舞いあがりました、
その様子は水色の空をバックにとても可愛らしくうららには見えました。
うららは少しだけ自分の葉っぱが好きになりました。
って、↓ 当時 よく「あの方に」吠えてたっけwww
うららとテツ・・・
また、いつか読みたいなぁ〜〜^^
七色仮面・・。
そっか、納得・・・。
自分ののコンプレックスは気にしだし始めるとキリがないでし。
かえって見えない方が幸せかも。
やっと、一歩。そのやっとの一歩のことを。こうして
仕上げてくれてるお話の中のうららちゃんが、なんか羨ましい。
因に私は〈後頭神経痛〉やらで、よく帽子をかぶってまし。
でも、大事な葉っぱは、皆無。
気がつかないうちにでしょ。
ピーーッピーーッピ ダィジョブ ダィジョブ !! 。
これ以上言うと、ピーーって音がないとダメなんだよー。
私が水を毎晩あげますから、そしてついでにコソットももっちのあそこに・・・。
ちょっと剪定しないといかんのやなww収穫してたべるかっぁ
昨日はテンション低くて、コメ明日にしよっておもってたら、完結してたぁw
良いお話だなぁ・・・・・・心にズ~~~~ンw私くら~いwww
初めから切れてたら歩けないでしょ、あ !! はいてないのか。
自分大好きにならないとダメでしょう。
うん、みんな切ってあげるねパンッも・・・なに言わせるんじゃ~~~。
佐野くんはうららに見えないものを(自信)くれたんだね。
このお話、ブラボ作の中で1番好きだなー。
佐野くんに「切ってあげるね」って言われたら
^^好きなようにして~~~~~~って。
そして、あなたは大人になった。
振り返っちゃうよ。
うらんちゃん、頭の中に浮かぶよ。
佐野くん、ちょっと大人なんだね。
うらんちゃんも少し大人になって自分の嫌いなところもちゃんと認めて抱きしめていけるね。
うららちゃん、これから綺麗になっていくお年頃です。
頑張れ☆振り向かせちゃえ~。
誰にでもある恋心みたいなものですかねー。
佐野君は美奈子ちゃんにふられてしまったんですねー。
美奈子ちゃんの事も書こうかと思ったんですけど、
話がそれてしまうので止めのしました。
さすがとめさんですね、そこまで深く考えないでしょ。
実は一冊だけ本にしているんですょ、
それもずいぶん前にネ。
だから、忘れた頃にたまに読みます。
子供の頃に考えてた物とは、ずいぶん内容は違くなってしまいました。
だって宇宙人と遊ぶとか、そんな事書いてあったんだもん。
ブラボーさん、ありがとうね^^
あったかいなぁ~。。。
コンプレックスって、取り方によれば
イイ&ワルイ。。。に
魅力になればいいなぁ~
あたしにも「佐野くん」カモ~~~ン!! www
葉っぱ=コンプレックスに置き換えると
み~んな誰もがコンプレックスを抱えているけど、
それが魅力になる時もあるのかなぁって
思ってしまいました♪
短編集出そ? 買いますよんww 自費出版?!
気づかせてくれた佐野くん。
他人に見えなくてワクワクする、こんな少年がいたら
うららちゃんも自分の頭に宿った
「みえない草」も好きになるんでしょうね。
いいなぁ〜〜〜うらやましいなぁ。
あ"−ーーそんな夢でもみよっと。
おそ松くんでした。
面白かったです♪