Nicotto Town


およよ・れおポン


科学は魔法へ近づくと言うけれども…


新しいヘアドライアーを買った。
とりたてて特殊機能は必要ないので、安い物でかまわない。

事前にネットで調べたが、千円程度で充分に思える。

で、実際に店へ行ってみると、これがなかなか、、、品揃えが悪い。

数千円台以上なら揃えてあるが、単純な値段の安い物は、選択肢が無い。

そんななかで、一つ目に留まったのが、「静音」タイプだった。
騒音58dB(デシベル)をうたっている。

って、58dBはけっこううるさいものだ。
それに、測定条件が書いてないので、何が58dBなのかも解らない。。。

とにかく他より静かだと言うのだから、細かいことは気にしない。

売値が1770円なので、売り場の中で安いほうである。
見た目は、高いものでも品質に差があるように感じないので、これに決めた。

でもね、やっぱり一つ気になった。
「マイナスイオン」と書いてある。

これ、正体不明だ。

「空気中の物質がマイナスに帯電し、微細な水分に付着したものです」
という解説。

空気中には、ホコリよりさらに小さい物が漂っているので、そのことを言っているのだろうか。

微細な水分は、いわゆる水蒸気のことだろう。
水蒸気は、人によっては、中学で習う印象で、H2Oの分子が飛んでいると思うだろうが、本当は違う。

何個かの分子がくっついて、分子群を作っていたりする。
水滴と呼ぶほど大きくはいないが、一個の分子でもない状態が多い。

電極から、空気中の分子に電子をくっつけている訳か。


まあ、とにかく、それでどうなると言うのか。
不要な機能だ…と思いつつ、購入。


帰宅して、さっそく試してみた。

騒音は、他のドライヤーと似たようなものだが、手持ちの古い物よりは静か。
新しい他の商品と比べて、静かなほうに分類して良いかもしれない。

…さて、マイナスイオンなんて効果を感じるんかいな?
…?

およ?

髪が絡まない。

もともと乾いた髪にちょっと風を当てただけだが、確かに、櫛の通りが軽い。


解説によると「髪はプラス側に帯電することが多い」とある。

いわゆる静電気が溜まった状態では、髪の毛はプラスになっているのだろう。
これは、衣服の種類によって変わる可能性があるが、だいたい一般的な経験則で判明していることなのだろう。

プラスとマイナスで、中和。

納得しました。


ん〜、それにしても、世の中なんでも「マイナスイオン」って言えば売れるだろうという雰囲気で、広告には「マイナスイオン」の言葉が踊っているが、身近に「マイナスイオンはこうだった」と感想を述べる人間がいなかったので、信用していなかった。

でも、自分で使ったら、それなりに効果があることが判った。


うむ、世間の人たち、なんで具体的に感想を言わないのかな。

変化を感じ取れない人が多いのかな。

まあ、いいや。

買う気のない機能だったけど、実際には買って良かった機能なので、満足なのだ。

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