Nicotto Town


およよ・れおポン


壊れ…て


ヘアードライヤーが、予想だにしない壊れ方をした。

こう書くと、激しい壊れ方を想像する人が多いと思うのだが、実際はとても地味である。

スイッチが「COLD」「 LOW」「 HIGH」の三段階。

「 HIGH」と「 LOW」が、温度と風量が同時に強弱。

「COLD」が、ヒータオフで、風量だけ強。

このようなドライヤーなのだが、なぜか、「COLD」が「 HIGH」と同じ、温風になってしまった。

なんとも地味な変化である。


常識的に考えると、ドライヤーが壊れるとすれば、まず、ヒーターが暖まらなくなる場合が多いと考えられる。

発熱部は、使うたびに熱で膨張、収縮を繰り返す。
しかし、電線はあまり発熱せず、膨張収縮が小さい。
すると、発熱部と電線の接合部分は、自分で押したり弾いたり、変形する。

小さなひび割れが発生したり、金属疲労を起こすのである。
それで、断線する。

そうでなければ、ヒーターの温度を切り替える抵抗が焼けてくる。

あるいは、モーターを回転させるコイルが断線して、風が出なくなる。
この場合、風はなくても発熱するので危険だが、温度ヒューズが付いているはずなので、危険な状態に至った時、これが切れて、何もかも動かなくなる。


さて、「COLD」なのに温風が出るとはこれいかに?

謎めいているが、とにかく「熱い」というのは器械として危険なので、使うことをやめた。


で、とりあえず新品を買ってきまして、その話しは機会を改めて書くことにして、捨てる前に壊れた器械を検めることにした。

分解するのはネジを二本外すだけ。

開けてみても、見た目に異常はない。

スイッチも分解できそうなので、バラしてみる。

やはり、異常はない。
見る限り、どこにも異常は無い。

スイッチは銅の板バネが四本並んでいて、スライド操作するノブが動くと板を押すだけの構造。

とりあえず掃除して、元通り組み立てることにした。

たぶん、もう正常だ。

動かしてみる。
予想どおり問題ない。


たぶん、板バネがゴミか何かで引っ掛かったんだね。
ヒーターのスイッチが切れなくなっていたのだ。

分解した時点で、すでに治っているのだ。


と、いうことで、新品のドライヤーと、古いドライヤーと、二つになったのだが、古いほうの捨てる理由が無くなった。

どうしよう。

#日記広場:日記

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2011/01/31 18:54
マイナスイオンの説明を見ると、微粒子とともに水分がマイナスに帯電するので、プラス傾向の毛髪に水分が吸着する、となっている。
すると、温風を吹き付ける物体によっては、無駄に水分が吸着するはずなのだが、実際はどうなるのだろうか。
やはり、何の機能も持たないドライヤーも一つあったほうが、なんとなく精神的に安定する。
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2011/01/30 08:40
新品を買ってきて分解ですか。確かに構造は判りやすいですものね。
無事に直ったのは目出度き事。^^




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