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H2B/こうのとり2

今日、平成23年1月22日14時37分57秒(日本標準時)にロケット打ち上げがありました。

ペイロード(積載重量、貨物)は、
宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)

打ち上げロケットが、
H-IIB ロケット2号機(H-IIB・F2)

このロケットは、大きな積載重量をあげるため、固体ロケットブースタ(SRB-A)が今まで二本だったものを、四本に増やすなど、今まで打ち上げられてきたH-IIと仕様が変更されています。


ストリーミング中継があったので、打ち上げを見ることができました。
ちなみに、いくつか用意されたサイトは、どれも、アクセスの集中のためか、中継が途切れたり、見ることができませんでした。

面白いことに、NASA TV の中継はまったく問題なく見られたので、結局、最後までNASA TVのお世話になりました。


さて、ことあるごとに言うのだけれど、日本の宇宙開発で偉いところは、他国と違って、軍事色が薄いことだ。

そもそも第二次大戦中にドイツがロケット推進の最先端技術をもっていた。

そして、戦後、アメリカとソビエトの冷戦で、飛躍的に宇宙開発が進んだ。

今でも、中国のロケットは、軍事開発である。

そんな世界の中で、日本のロケットは、ほとんど純粋な科学だ。

まあ、実は、三菱重工は、日本の中で最大手の軍需企業でもある。
それでも、液体水素燃料のHシリーズは、ミサイルなどとは無縁の技術だ。

そうした日本の宇宙開発が、図らずも、国際的に重要な存在になる。

アメリカのスペースシャトルが退役すると、日本のH-IIBが最も積載可能重量が大きなロケットになるのだ。

国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給が、アメリカ、ロシアを超えて、H-IIBが最大の輸送機になるのである。

最初のHTV、そして今日のHTV2と、二機つづけて、安定した成功を収めたのは、国際的に、宇宙開発の重要な地位に就いたことを意味している。

その、重要な地位を、平和利用の開発によって達成したのは、快挙と言うべきだろう。

この価値について、日本人は強く自覚したほうが良い。

自負というものだ。

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