断尾
- カテゴリ:日記
- 2011/01/20 19:44:24
さっき近所でお散歩中のコーギーを見かけた。
かわいかった。
かわいかったんだけど、でも、お尻を見てちょっとショックだった。
フリフリとお尻を振って歩く姿がかわいいコーギーだったんだけど、
そのお尻が、なだらかにつるん、として、まるで人間のお尻のようだったのだ。
コーギーは生まれてまもなく断尾されてしまう。
その際、しっぽの痕跡は残るような切り方をすることが多い。
でも、そのコーギーはきれいに切りすぎていて臀部に肛門が見えるだけの妙なお尻になっていた。
そもそも、断尾なんて必要ないのだ。
昔の習慣の名残に過ぎない。
狩や闘犬の邪魔になるから、という理由で昔、犬は断尾や断耳をされていたのだ。
昔、うちの近所のおうちで飼われていたボクサーは断耳されていた。
子犬のとき、そのボクサーを購入したペットショップで
「子犬のうちに耳を切らないといけない」と言われ、
飼い主は犬の健康上の理由で耳を切るのだと信じ込み、
ペットショップに連れて行き耳を切った。
耳を切られた日、痛い痛いと犬は一晩中鳴いたそうだ。
しかし、ペットショップの腕が悪かったので、犬の耳はきれいに立ち上がらなかった。
「やり直さなければ」
ペットショップの人はこう言った。
飼い主はかわいそうだと思ったけど、これは犬のためと固く信じ、嫌がる犬の耳を再度切った。
その後、耳は切る必要なんかないと知った飼い主、とても後悔したそうだ。
イギリスでは今、動物愛護上、犬の断尾も断耳も禁じられている。
ひどいでしょ。
最近では尻尾が長いままのコーギーが増えているので
きっとちゃんと理由を知っている飼い主が増えてきたんだと思うわ。
そんなことがあるのね。
本当にかわいそうな話があるのね。
ちょっとショックを受ける話だわ・・・。