思い出の本
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/20 10:12:48
今週のテーマ「思い出の本」
推敲せずに、思うままに書いてみます。良かった本でなく、思い出の本というのが興味深いテーマです。
装丁が良いものとか、厚い本でしたとか、そういう内容でも
思い出であればいいのですね。
高校生の頃、学校の図書館にリクエストしていれていただいた
ミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」
ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」
話題にもなり、さすがのハードカバーなので装丁も綺麗です。
10年という時の評価に耐えられたか、それはわからないです。
専門書と初学者向けの中途くらいの存在で、政治体制や経済について
考える場合の基準となる書は、自分にとっては大きな存在である
フリードリッヒフォンハイエク「隷従への道」
やはり高校の頃にふれ、重要な書物であり続けております。
新自由主義の評価が下がっておりますが、自由主義が完璧であると
主張しているわけでなく、その他の政治体制が恐ろしい欠陥をもっている
点について示唆に富んでいます。
宗教的・哲学的になりますが、
ドストエフスキイの「カラマーゾフの兄弟」、
当たり前なのですが、キリスト教でも宗派があり、
ロシアはロシア正教が主流でした。
ドストエフスキイはカラマーゾフの兄弟、大審問官の章で
腐敗したカトリックを批判しています。
悩み多き年齢に読んだので(あ、今も悩み多い・・・)
読了後も印象深かったです。
こちらの飼い犬・猫に名付けている、その名前は
マルセル・プルースト「失われた時を求めて」に因んでいます。
こちらに来て、何度か書いたのでしつこいかもしれませんが、
この本こそ、時間を超えて存在する本です。というか、
時間という試練を逆手にとっているとさえ思われる本です。
忙しい時ほど、お読みになることをお勧めしたいです。
入部申請の承認をしてほしいです。
申請があった方の家に訪問して、
暴言などないことを確認して承認ボタンを押してください。
あと荒れてないか軽く確認してください
荒れることはまずないと思いますが。。
気がかりがあると読書も身にならないです。
名著は待っていてくれます、
はやく気がかりがなくなるといいですね^^
読書家ですね。
読書を落ち着いてすることができない今、このブログには強い印象を受けています。
勤め先を見つけ、私も、途中で挫折した名著をひもとく余裕を得たいと思います。