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TAKEのつぶやき


☆「胡蝶の夢」司馬遼太郎

幕末の医学会を舞台にした作品(実話)です。この時代にはそれまでの漢方から蘭方が重視され始めていました。松本良順は、軍医ポンぺに会いに長崎へ行きます。その後、この小説では重要な役割をする島倉伊之助を呼び寄せ、医学伝習所を開校し、付属病院を建てます。この島倉伊之助とは語学の天才で、驚異の記憶力を持つのですが、なかなか興味の尽きない大変な変わり者です。

ポンぺの帰国後に江戸の医学所の頭取となった良順は、一橋慶喜の主治医にもなりますが、ポンペの元で一緒に医学を学んだ関寛斎は、阿波・蜂須賀家の侍医になります。
ここからが運命なのでしょうか、末期の幕府の海陸軍軍医総裁となった松本良順は、江戸から会津へ追われていき、関寛斎は官軍野戦病院長として対峙することになります。

スジは大体こんなところですが、このころの医学会の流れが現在にも通していることがよく分かる小説と思います。ちょっと読み応えのある小説ですが、学校の教科書にはあまり出てこない幕末の姿が分かりますし、個人的な意見ですが、島倉伊之助の言行が妙に面白く、そのせいで活き活きした小説になっている気がします。

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2011/01/24 00:11
司馬遼太郎は親友が大好きな影響で、
坂の上の雲読んでますb
ほんとかっこいいです(*´ -`)

あと、会津は地元ですw
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2011/01/20 02:21
プログ広場から失礼します。
私も司馬遼太郎が大好きです。
中学生で初めて『燃えよ剣』を読んでから現在38になるまで
司馬さんの小説は何回も何回も繰り返し読んでいます。
この小説もいいですよね。
幕末を舞台にしていながら、ほかの作品とは全然違った世界の戦いが繰り広げられていて
独特の雰囲気がある小説ですよね。



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