ドラマ【CONTROL】【フェイク】
- カテゴリ：テレビ
- 2011/01/19 17:47:22
【あらすじ】里央が稜南大学の南雲を訪ねている最中、学内のトイレで有名な梶尾久美という女性教授が殺されているのが発見される。彼女は遺伝子で勝ち組が決まるという極論を訴えた本がヒット、テレビや講演会などで引っ張りだこの人気者だった。ほどなくネットの掲示板で彼女への殺人予告を繰り返していたフリーターの小柳が逮捕される。しかし小柳が逮捕されたと聞いてまったく驚かない研究員の美鈴の様子や、犯行を認めているのに明らかに嘘をついている兆候のある小柳の様子などから、南雲は小柳が犯人ではないと考える。
【感想】うわー、むかつくわーあの女ー。殺されて当然ですね。というのは、彼女がムカつく理論をふりかざしているからではなく、ただでさえムカつく理論をふりかざしているのに、相手の気持ちを無視してただガンガン攻撃して、何のメリットもない敵を作っちゃう性格だったからです。こういう人は頭があまりいいとは言えませんよね。人の心を操ってこそ、頭がいいと言えるんじゃないですかね？ いやぁ、やっぱりそれではだめだな。普通に振舞っているのに相手に慕われ大事にされ持ち上げられるような人物になることこそが至高。それには、勝ち組だの負け組だの言ってちゃだめですよね。そういうわけ方をする性格がもう厭らしいもの。頭がよくてもなかなか聖人君子にはなれないものです。今回、南雲の心理学は美鈴と小柳が嘘をついているのを看破するのに役立ちましたが、正直返り血の件は手がかりにはならないと思うんですよね。この場合明らかに計画殺人ですので、サバイバルナイフを犯行に使用し、無事に逃げおおせるつもりなら、レインコートやウィンドブレイカーなど、返り血を浴びてもすぐ脱げば普通に逃げられるような上着をもう１枚着ていたor持っていたとしても不思議ではないです。だからなんでそこにこだわるんだろうと不思議でした。それと、美鈴が自宅に宅配便を送ったのがわかった時、里央いくらなんでも鈍すぎるだろｗ ミステリー好きならすぐに中身が返り血を浴びた白衣だってのがわかったと思います。刑事ならもっとカンがよくないと…。しかし美鈴も宅配で送ったまではよかったのに、何故自分とこのゴミ捨て場に捨てちゃうかなｗ うーん、２回目にしてやはりいろいろ甘いな…。
【あらすじ】祐は骨董店を営む母・曜子に付き添い、名家の黒岩家に赴く。黒岩家の蔵の美術品が売り出されるというのだ。ところが、到着しても誰もいないので蔵を覗いていると、中に男性が倒れていた。それは黒岩家の三男・浩三で、額に壷を打ちつけて、すでに絶命していた。当初、踏み台から落ちた事故だと思われたが、祐は蔵の中で見つけた如来像の傷と、それに付着した真新しい接着剤が気になり、如来像を調べることにする。
【感想】金持ち一家の鼻つまみ者が殺され、それには一家の誰にも言えない秘密が絡んでいた！ まんま２サス！ まぁこのドラマは美術品が主役ですからね。事件よりも美術品のことについて書きましょう。といっても今回ストーリーに絡んでいた仏像は関係ありません。なんでしたっけ、摸？ 前の品があまりに酷く傷んでしまい、仕方なく作り直す時、前の品の一部を中に入れて作るというやつ。あれはマメ知識でしたね。でもせっかくの摸～という言葉を忘れてしまいました(´・ω・｀) 今回の主役は実は最初にちょっとだけ出てきた弥七田（やひちだ）と呼ばれる織部の向付けです。５つ組のはずなのに４つしかない！と言われてたやつ。向付けとは、手前におく飯碗や汁碗に対して、向側に置かれる簡素な料理を盛る器なんだそうで、これは日本では一番優れた陶磁器が作られていたとされる桃山の時代のもの。こんな落としたら壊れてしまいそうな高価な品を目の前に演技をする役者さんも、大変だったでしょうね…。ちなみに前回、美の壷～事件編ていうタイトルでいいじゃんと書きましたが、このドラマの公式サイトに「フェイクの壷」というコーナーがありました…ｗ
