✪謎の場所
- カテゴリ:30代以上
- 2011/01/16 19:00:03
うっそうとした緑の中、草の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら歩いて行く。
真昼の構内はまるで人けがなく、眠ったように静かだった。
ふいにぽっかり開けた草原に出た、足元に揺れる薄紫のツリガネソウがキレイだ。
振りかえるとかくれんぼで見つかってしまった子供みたいに、
鼠色の怪しげなドームが木立の奥からこちらをうかがっていた。
僕は黒ウサギのロンと一緒に、このブルン天文台に招待された。
前から宇宙の謎を解き明かすと黒ウサギのロンと二人でいつも盛り上がっていた、
そんな時だこの謎のブルン天文台に知り合いがいると言うのだ。
もぅ、二人にとっては渡りに船ならずとも、ロケット以上の天体観測所だ。
二人ともおもちゃみたいな望遠鏡で星を見ては騒いでいたのだから、
本格的な電波望遠鏡が見れるとなれば穏やかな気持ちなどでいられるはずがない。
こんな機会はめったにないと心ウキウキでやって来たのだが、
まず、その怪しげな建物に息を飲んだ。
「どう見てもこれはお化け屋敷見たいじゃん」「うん、そうだよね」、
ここバウワー自然公園の中にあるブルン天文台は、
僕たちの間でも色々な謎が囁かれていたところなのだ。
まさかその場所に僕たち二人が招待されるなんて夢にも思わなかった、
野球ドーム五個分、
26ヘクタールの敷地にはさまざまな観測施設や研究棟が立ち並んでいた。
でも、そのほとんどが役目を終えた物ばかりという事は聞いてなかった。
まさにゴーストシティのようにも感じる、
さまざまな研究と発見に貢献してきたすごい場所なのだが昼間でもなんだか怖い。
「でも不思議じゃん、回りはみんな閉鎖されているのにどうしてここだけなの?」、
その話は僕は聞いた事があった、
ここの電波望遠鏡カッイは相当なお金をかけた上に、
最先端のテクノロジィが投入され電子頭脳までも付いているからだってさ。
今となっては古いのだろうけど、「そうなんだ、初めて聞いたょ」。
国立天文台の始まりは江戸時代後期、幕府が設置した浅草天文台にさかのぼる。
{ここはホントょ}
天文台の中には洋書翻訳係があり、これが独立して後に東京開成学校えと変わり、
やがて東京医学校などと合併して東京大学に発展していく。
「難しい話なんだね・・よく知ってるネ」「うん、昨夜本で読んだからね」。
そしてここがアイシュタイン棟と呼ばれているところだょ、
天体観測所に共通する事は、すべて屋根が開閉式と言う事だろう。
星を見ると言う機能を形にした、働く建物の姿である、
「何か、今にも声をかけられそうだね」「やぁ!!いらっしゃい」脅かすなょ。
建物をよく見ると塔の周りのバルコニーだったり、
外壁にアーチ模様だったりさりげなく近未来デザインが施されている。
「デザイナーって外人だったの?」「違うみたいね、なんか書類に記されているのは」、
でもどう見ても洋館その物の作りだった。
ひっそりと半ば取り残されたように森の中に不意に現れる古びた観測室の数々、
何とも不思議なたたずまいな彼ら。
素人目にはいったいどんな観測をするのか見当もつかない、
星降る夜に働く建物。
「さぁ、行こう」僕と黒ウサギのロンはブルン天文台のカッイに会いに扉を開いた。
あほ・・・ 。
キス現場・・・見ちゃ太w−www
キスは。
カッイは言う・・・やらせろ。
つづく・・・。
ぺこをひとりじめ――~~。
でっかい空を独り占めできたらシアワセかも❤
つづきがたのしみ(≧▽≦)
それ私も見ました、綺麗ですよねー。
一度ぐらいはあんな星空見て見たいものでし。
テレビで、イモトさんが、アフリカの地でそのまま寝袋に寝てました。
降ってくるんじゃないかと思うような星たちに、息をのみました。
うさぎさんとぼくのコンビ、どうなってゆくのか楽しみです。
それとはチョット違いますーょ。
ほえ~~
これは興味があって資料もあるので書いて見ました、
私の書くものは完全妄想の中に手きとうに本当が入っています。
そこが、適当なんですけど。
ここまでは普通・・、でもウサギ人間が出ている事自体もう普通じゃないでしょ。
そこまでは「歩くぞぉー」と思えば歩ける範囲。で、お祭りにも行ったり。
そのお祭りでなんと、なんと感動したことか!
不思議なつながりがあってね。しゃい所の職場で気のあったやや先輩から
「さけ美ちゃんが好きそうなパーティがある」と誘ってくれた。
なんていうのかな、キッチュなアートの集団の事務所オープンパーティ。
で、その集団の一人が、三鷹国立天文台内に住んでた、つまり親御さんの仕事上。
そしたらその席で、その方の弟さんが、私の学生時代の恋人と、なんかつながり
がある、とか、なんかそんな話から盛り上がり、彼らの住環境のストレートな
話をいっぱいきかせてもらった。色々ね。
彼に「世の中で、一番羨ましい家と庭(敷地内全部ね)で過ごしてたんだね!」
と伝えた。彼らもそれは、本当に身にしみこんで「素晴らしかった! 今の家は
別となり、あんなに素晴らしかった数年が宝物だと、後で分った」と、言ってた。
もしかして、ブラボーさん、彼らのいとこさんとか??
ふつ〜〜の観測所なんじゃな〜い?w
楽しそうな2人の冒険ね^^
僕も黒ウサギのロンも・・・
一見ポーカーフェイスかしら? w
と〜〜ても気になるつづきで〜す^^/
気のいいおっちょこちょうな慌て者ロン。
どんなキャラなんだろう?楽しみー!(*^-^*)
次回は人工頭脳カッイ登場でし。
今回は久々寓話的要素を入れていきます。
見ることができるのか・・・
次回が楽しみです♪
僕は どの位の年齢なのですか?。
話の展開を 楽しみしています。
SF アンポタジーにようこそクックーッと、そうですね行っても5話でしょう。
だいたいは、PC に向かった時に思い描きます。
だから本当は修正が必要なんですけど、
書きおろしなのでそのままにしちゃいます。
全10ブログくらいの超大作になりそうですか?
次から次へと・・ 飽きさせませんネ 読者をw
続き楽しみにしてます