Nicotto Town


てらもっちの あれもっち、これもっち


シリアスなお笑い ニコッと!


「笑い」というのは人間の感情の中でも謎が多いらしいです。


そもそも表情というのは世界人類みな同じで
遺伝子に組み込まれるほど昔から存在する。
一方で顔の表情筋の発達が他の動物では見られないことから
表情というのは人間固有のコミニュケーション方法なのです。

「泣く」っていうのは他の動物でも痛みや赤ん坊のときに「鳴く」わけで
これは仲間や親を呼ぶための「鳴き」がオリジナルになっている。
「悲しくて泣く」のではなく「悲しくて」「仲間を呼びたくて」
「泣く」というわけです。

「怒り」というのは敵や脅威に対する恫喝っていう事で簡単。

でも「笑い」っていうのはけっこう複雑で、どんなふうに発生するか。どんな状況から生まれたかというのは結構謎らしいです。

僕自身は自分の「笑い」を細かく考えてみると、
まずは「AとBの違いに気づく」ところからはじまるんじゃないかな。
って思います。

AとBの違いに気付き、そこに興味・好奇心が生まれ、その違いが安全である事を確認し笑う。笑う事によって近くの仲間とその違いについて安心できることを確認し合う。(Aについては「もの」じゃなくて常識でもいい。)

というプロセスじゃないかと。。。

ドングリ二つ並べられても笑いませんが、大きなドングリと小さなドングリだと何となく笑っちゃう。
黄色いみかんだったら自分の常識と同じだから笑わないけど、パステルピンクのみかんを見たら笑っちゃう。

松本人志のコント・喋りなんかを見ていると、観客の「常識」Aのぎりぎりのあたりの「ぼけ」Bを狙っているようなんですよね。A-Bが適切だと全員が大爆笑だし、A-Bが少しの人間のつぼにしか入らない事もあるし、浜田さんしか気づいて笑わない高度な場合もある。

そして、誰かが笑うとなんとなく安心して笑いが伝播する。

「ぼけ」「つっこみ」のコンビの場合は「常識」Aから、けっこう離れた「ぼけ」Bでも「つっこみ」により観客に気づかせる事ができるので、より観客全員に受ける笑いを創出できる。ピン芸人は一人なので、常識からのふり幅が小さく勝負しないといけないのでつらい訳ですね。



僕自身あまり人を笑わせる事は上手くないのですが、「面白い事をいう。」
って意識するよりは「みんなの常識のぎりぎりのことを言う。」
ほうが受けるみたいです。

気をつけないといけないのが、そのAとBの違いが安全範囲を超えると一転して「驚き」であったり「恐怖」の感情になるのではないかと。。
 どす黒いみかんは驚くし怖いですよね。

AとBの違いが認識できないと「しらけ」るんじゃないかなと。。
 「みかん!」
  はぁ。。。。

笑いの起源については
学者さんは、獲物を発見した時の合図だったとかじゃれ合いとかくすぐり合いとかいっているのですが、それだと回数が少なくて発達しないようにも思うんです。
(類人猿の一部ではくすぐると笑いに近い鳴き声をだすらしい。)

僕は、木の実を発見して食べてみて周りに大丈夫と確認した時とか、獲物を持ち帰ったときとか、好奇心とそのあとの安心の両方があるケースで発達した感情と表情のように思っています。

まぁこんな事考えながら、にやにやしながらお笑いDVD見ている人もいないでしょうね。


それでは、明日もニコッと生きていきましょうか。

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2011/01/16 22:51
ゆうさん

お笑いライブではこんな話なんかは全て忘れて
感じるままに笑ってきてください。

外人のジョークも言葉の感性が違うからなんともいえませんが,
日本人の「笑う。」「笑わせる。」センスって高いと思いますよ。
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2011/01/16 22:49
紅蓮さん

時間差のギャップで笑わすっていうテクもあるみたいですよ。
松本仁志さんがよく使っていますけど。
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2011/01/16 22:46
アヤ@オタ隊長。

サークルからの御訪問・ブロコメありがとうございます。
いい「謎」あったら紹介してください。
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2011/01/16 22:44
ゆばちゃん

「明るい前向きな心構えで生きていけば,健康を保って生きられますよ」
というのはある意味正しいと思います。逆に言えば
「ストレスは寿命を縮める。」
と思います。
でも「ストレス」があるから人生楽しいわけで。。。難しいところ。
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2011/01/16 22:38
ティアさん

 僕はNSCにいけるような人間ではないと思います。

 でも,NSCの教科書見せてほしいです。

 ぜひ,御入学を!
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2011/01/16 22:36
深いですねぇ
日本人を日本語で笑わすのがジョークが聞かない日本人の為、1番難しいらしいですね。
再来月、お笑いライヴ行ってきますb
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2011/01/16 22:33
ありよしさん

 「面白い」と思うから「笑う」わけですが。。
 そこには「興味」とか「知った喜び」とかが介在していそうな気がしています。
 われわれが本を読んだ後に「面白かったー。」のあとの「にっこり」とか「にやにや」も
 ブラマヨ小杉の「ヒーハー!」のあとの「はっはっは」とは時間軸の違いだけなのかも。

 最近の新人たちの「コード無視」お笑いは,ブログにも書こうかと迷っていたんです。
 昔のお笑いって「ひげ付けて踊ったり」とか「ドッヒャー」のワンパターンとか
 ひとひねりで通用していたんですけど
 最近の若い方=観客ってレベルが高いから,それじゃ通じないわけですよね。
 構図が見えちゃうからしらけちゃう。

 ちょっと今までの構図が違う一発屋も,ものすごい受けるけどすぐに飽きられていく。

 だから笑いの構図とかスタイルをを複雑とか人と違うようにしていかなきゃいけないし,
 さらにそれを定着させるのが
 若手芸人さんの悩みなんじゃないでしょうか。


 一方で,関西女子を中心とした集団はその最先端をいっているわけで,大阪の劇場で育った新人が
 自分たちのレベルは非常に高いと考えて,自信満々で東京にやってくる。
 確かに構図も複雑で笑い(作り出す差異)のレベルは高いんだけど
 ところが東京キー局の放送はお年寄りから子供までのいろんなレベルの人たちが見ているから
 ついていけなくて浮いちゃう。

 いや,もちろん僕もついていけてないんですが。。。。

 そうなんです。結論として
 「芸人じゃなくて,お笑い激戦区で育った関西女子こそが世界最先端のお笑いセンスを持っている。」
 ということがいいたかったんです。

 あれ,違ったかな。
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2011/01/16 22:32
>「みんなの常識のぎりぎりのことを言う。」
勉強になりました<(_ _)>

笑をとる時だけじゃなく、イベントを考えるうえで参考にしたいと思います☆
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2011/01/16 22:08
くーやさん

また鋭い一言をぐさっと。。。。

笑いと泣くってブログにも書いたとおりポジティブ・ネガティブの
関係にあるようですが,他者へのアピールという起源では似ている
気がします。

悲しい中での泣き笑いがあり,
楽しく笑いすぎて涙が出て,
笑いも泣きも人に移る。

人の感情とコミュニケーションって本当に複雑ですよね。
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2011/01/16 22:03
あゆみさん
 私も笑いは長寿につながると思います。
 
 たくさん笑ってストレスためずに長生きしましょー。

 日本の長寿は「大阪漫才」や「落語」のおかげなのかも。。。
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2011/01/16 22:00
だいごろうさん

つらいときにも笑っているという心がけ,素晴らしいです。
僕はつらいときには,なにか面白いことないかな。とあら探し?して,
そこから現実逃避に。。。。。

犬や猫の笑っているというのは人間のイメージのようです。
犬は尻尾ふって「うれしい・楽しい」の表現はしてくれますけど,
「笑い」とはちょっと違うらしいのです。
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2011/01/16 21:56
あんみつさん

 パステルピンクのみかんは,みかんをSTOPされて思い付きました。
 コリャ面白いけど食えんなー。。。と。。

 あんみつさんのように笑いを引き起こす才能がある方と違って,
 僕みたいな凡才は必死なんですよ!

 :)

 さて「笑ってはいけないシリーズ」 毎回楽しみにしています。
 本来,笑わす側の芸人が笑わされるているっていう普段とのギャップが
 既に構図として笑わしに入っていますよね。

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2011/01/16 21:50
ぎむれっとさん

 予想・思考とのずれが笑いを生むと思います。
 ただし,そのずれの程度が自分の思考の範囲内に入っていないと(安心して)笑えないとも思います。
 
 幼児の笑顔に愛情を感じるのも,幼児が生まれてすぐ笑うのも
 遺伝子のためのようです。
 人間には「笑い」が遺伝子に染み付いてしまっているようです。

 安心して笑いましょう。
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2011/01/16 17:52
ブログコメサークルからです!

すごく面白いですね。
初めて知りました。
本当に謎めいてます…
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2011/01/16 13:50
はじめまして。ブログ広場から、こんにちは。
笑いについて。。。村上和雄氏の話に感動したことがあります。
σ(^^)は無宗教ですが…

「明るい前向きな心構えで生きていけば,健康を保って生きられますよ」的な考えの中に
「笑い」「感動」といった良い感情が大事という^^
「祈り」に注目がされていますが、私は、笑いの方が好きです(^^)b

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2011/01/16 11:09
面白いですね~
よしもとのNSCに行かれて学ばれたわけではないんですよね~^^?
私はお笑い芸人になりたくはないんですけど、行ってみたい学校です❤
なので、この分析、本当に楽しく読みました^^
すごいです!!!よくわかりましたし・・
すべる人もどうしてすべるのかなんとなくわかったしw

ちなみに、日本は進化論だけだけど、海外は創造論の説もあり
人はだれかが動物とは別に作ったのでは?という説もあるらしいですね~☆
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2011/01/16 08:49
凄く面白い!!((笑)でなく!)

そして「差異→おかしみ/奇妙」。そういえば松本人志の映画評論集の中で読んだ気がするけど「マッチ棒理論」ってのがありました。何かを面白いと思うには基準となる「大きさ」(たとえばマッチ棒の長さ)が画面にあり、それの比較としてしか笑えないから、面白い奴ばかり出てくる作品でも必ずフツーの基準となるマッチ棒的存在が必要だと書いてあり、慧眼しました。(この本自体はあまり良本ではありませんでしたが……)

そういえば最近のお笑いって「普通の人があたりまえの前提にしている常識や規範を無視してとぼけた発言をする」文学の「コード無視」みたいなネタ、多いのかもな!なんて思いました。突然パステルピンクのみかんが出てくるのに通ずるものがあるのかな。
こないだのM1準優勝の「何探してるんですか?」「……ドラゴンボール」のスリムクラブのネタとか。

積読してたベルグソンの「笑い」を今日読むことにしてバッグに詰めちゃいました。それでは行ってきま~す(^_^)/~
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2011/01/16 08:17
うちのインコは、笑ってるマネをするけどね~。決して笑いを理解して、マネをしてるんじゃないよね。

でも笑う事って、体にもすごくいい事なんでしょ?

泣く。゚(゚´ω`゚)゚。ピー と、笑う,、'`,、 (´∀`) ,、'`,、 は、非常に近いところにあると思うな~。

よく笑ってよく泣く人は、ストレスも溜まりにくく、長生きするんじゃないだろうか?
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2011/01/16 08:17
「笑い」って不思議ですネー。

面白くない事でも時々笑ってしまう事もあるし。。。
でもまぁ、パステルピンクのみかんを見たら笑っちゃいますよね((笑

それに、笑うと長生きするって言いますよね
だからたくさん笑って長生きしたいと思います☆
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2011/01/16 01:34
笑いについてそこまで考えたことなかったな。
辛い時でもできるだけ笑っているようにという心掛けはしてるけど。
人間以外の動物でも笑顔になっちゃうようなシーンって
あると思うんだけど、どうなんだろう?
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2011/01/16 00:58
も、もしやてらもっちさんww
これは、さっきの「みかんとコーヒー」のくだりの話と関係がありますか??ww笑

TVの笑ってはいけないシリーズ、面白いですよ・・。www

笑いって不思議~^^
ひとりで笑うより、やっぱり大勢でいるほうが笑えますしねw
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2011/01/16 00:58
こんばんは。

ああなるほど・・・自分の予想していること、思っていることよりも
何かがずれた時に、笑いなりなんなりの感情の変化が起こるんでしょうか・・・?

笑顔も重要みたいですね。
子どもの笑顔が可愛いと思うのは遺伝子レベルの話だとも聞いたことがあります・・・。




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