小学生新聞
- カテゴリ:10代
- 2011/01/11 23:29:47
今週の週刊ダイヤモンドの特集は「新聞・テレビ 勝者なき消耗戦」、
パイが縮小し、環境が厳しくなる一方のマスメディア業界特集でした。
タレント別ギャラ一覧とか、高視聴率番組予算一覧のような
面白いランキングがあったので、経済誌に縁がない人にもおすすめです。
ただ、私が面白いなと思ったのはこちらのコラム。
読売の殴りこみで激化する
小学生新聞めぐる熱い戦い
新聞本紙のほうは朝日も読売も毎日も部数が伸び悩んでいるのに、
毎日と朝日の「小学生新聞」は逆に部数を増やしており、ついに読売も小学生新聞に参入するのだとか。
興味深いです。
部数を増やしているという理由は・・・・
(以下引用)
少子化で小学生が年々減少しているにもかかわらず好調なのは、
「読者層が広がっているから」(関係者)。
わかりやすさに加え、脳の活性化を図ろうとパズルなどに取り組む高齢者が増えているというのだ。
(引用終わり)
なるほど。
朝日の小学生新聞はお試し版かなにかで読んだことあるけど、
確かにわかりやすくて内容も充実してました。
連載してるマンガ、落第忍者乱太郎もおもしろかったし。
コラムを見て、以前「週刊こどもニュース」打ち切りの報に際して感じた違和感をまた感じました。
タイトルは名前のとおり子供向けにつくってるニュースなのに、
見ているのは高齢者が圧倒的に多かったから、という打ち切り理由。
(この記事からして本当に「圧倒的」だったのでしょうね)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20101117114.html
後番組の「ニュース深読み」なんてタイトル、子供も高齢者も見向きもしないと思いますが・・・
子供向けメディアって、意外に成長分野なのでは?
正確に言うなら、子供向けと称したライトな全世代向けメディア、とでも言うんでしょうか。
子供向け映画なんかもそうですが、子供向けと言いつつ大人を意識して作っていけば
少子化の進行とともに栄えてゆく、逆説的な優良ビジネスモデルになるのかもしれません。
映画のビジネスモデルはいろいろと面白いです。
大きいお友達wの購買力を期待してるのはもちろん、
普通の大人を意識して、大人が見るに堪えるようつくってる映画も多いですね。
(先日もそれにつられました)
受け入れてくれる層があるならいいじゃないか~、
と、思いますよね~。
子どもは減るけど、高齢者は大幅に増えているので、
パイは逆に増えてるっていう計算かな。
脳を活性化したいです><
解説員をファミリーのおじいちゃんという設定にして
孫にわかりやすく説明するということにすれば
どっちの層も取り込めてウホウホだったのでは?
(そんなに甘くも無いでしょうかw)
リセットしちゃうなんてもったいない気がします。
プリキュアやセーラームーンのように、子供も大きなお友達も取り込めるものや
仮面ライダーや戦隊ヒーローのもののように、お子ちゃまやママさんたちも取り込めるものは
魅力的なコンテンツと言えると思います。
これは日本だけかもしれませんけれども(微笑)