汗をかきかき「、年末に通ってきた銀行マン、Ｋさん。

口座開設するのに、携帯メール打てない銀行マン、Ｋさん。

本当だったら、正月明けてからの訪問だったのだが、
翌日の年末ギリギリにまたやってきた銀行マン、Ｋさん。

「あのね、重大なコトを忘れててですね。」

「ココ、ココ、書いてくださいよう！」

先日書いた書類、よくよく見直してみると。

「・・・ああ、ホントだ。代表者の名前書いてないやｗ」

言われるままにハイハイとよく確かめずに記入したのだが、
会社名とか連絡先は書いても、代表者名書かなかった。

「そうそう。これ書いてないと困っちゃうんですよね。」

・・・イヤ普通、気づくだろう、書類見慣れた担当者ならｗ
銀行マンＫさんに内心大爆笑していたおかげで、
こっちもまるっきり気づかなかったのではあるがｗｗｗ

察するに・・・。

「なんだこりゃ！これじゃダメじゃねーか！」

とかなんとか、年下のエリートに散々怒られたっぽい。
（あくまでも想像なので、本人に訊いたワケではない）

「じゃ！」

意気揚々と、銀行マンＫさんは帰って行った。

私がまた、爆笑したのは言うまでもない。

・・・とまあ、年末はこんな展開だったのだが・・・。

「あけましておめでとーございまーーす♪」

松の内もまだギリで明けない本日、銀行マンＫさんが
ニコニコと会社にやってきた。

「あれ、今日だっけ？」

お茶を出されると、遠慮無くグビグビ飲んで、
ふうっと息をつくのがなんともユーモラスｗ

「あ、またお客さんだ！」

間の悪いことに、他のお客がやってきてしまった。

「Ｋさん、申し訳ないけど、こっちで待ってて(^^;)」

別の場所に移動して貰って、ちょっと待ってて貰った
のだが・・・。

「へえ～！こんな本作ってるんですねえ！」

我が社の本をペラペラめくりながら、感心したように
呟く銀行マン、Ｋさん。

「え・・・知らなかったの？」

「いやあ、内容までは～！」

・・・挨拶に来て、口座作って、定期預金して・・・ぷぷぷｗ

「普通、どんな本作ってる会社か、調べるでしょ！？」

「え、だって、医学書なんて知らないですもん！」

「いや、ＨＰ見れば、大体わかるじゃない。」

「えーーっ！？見れないですよう、いんたーねっとなんて！」

「会社にパソコン、ないの？」

「ないですよう！」

「でも、インターネットバンキング、やってるよねえ？」

「そんなの、本部のシステムだけですよう！
ウチの営業所に、いんたーねっと出来る
パソコンなんてないですって！」

ぷぷぷ。

最初の挨拶の頃、胸張って言ってたのにｗ

「ウチはいんたーねっとばんきんぐもあります！」

銀行マンＫさん、それでもメゲずにしゃべり出す。

「イヤあのね、融資したくてですね、頑張ったんですよ。」

一生懸命、どんなに融資したいのか、上司に掛け合った
らしい。（ウチは別に熱心に融資は頼んでないのだがｗ）

「そしたらね、もうちょっと様子を見ようって言われちゃって。」

どうやら、我が社の決算書類を読みながら、うんうんと
唸って年末を過ごしたらしい。

でも、我が社は生憎、他社から融資を受けたばかり。

しかも、飛び込みで新規に口座開設したばかりの、
なんの過去に付き合いもない会社。

・・・私が上司でも、即答はしないだろうなｗｗｗ

「あーやればどうかな、とか、こうすれば、とか考えたんですよ。」

我が社の行方を、真剣に検討しては、我が社が考えても
いない経営方針を脳内で打ち出して悩んでいたらしい。

「それでね、どうしようかって考えちゃって。」

無駄な経費・・・あんまりないなあ。
業績を上げる・・・って言っても、提案思いつかないなあ。
あとは人件費削減かあ。悩みは続いた大晦日ｗ

毎月の定期預金積み立て、1万円を受け取ると、
銀行マンＫさん、カバンから何やら取り出す。

「はいっっっ♪」

び・・・びっくりした・・・。

定期預金の・・・ポイントカード発行されてしまったｗｗｗ
これ、何ポイント貯まると何かが貰えるんだろうか(^^;)
（察するに、いくらたまったかの目安だけだったりするんだろうな・・・。）

携帯メール打つのは苦手でも、ハンコを押すのは得意らしい。

寒波の押し寄せる新年早々、銀行マンＫさんは
ニコニコしながら帰って行った。

・・・いやもう、また来るのが楽しみだーーー！！！