Nicotto Town



イリヤの空 UFOの夏


読みました

最後がきっと救いようのない方向にいってるにもかかわらず、ぐいぐい読んでしまいました


たった14・5歳で、ずっと楽しいこともなくって、訓練や実験といった大変なことばかりの

イリヤの人生を考えるととっても悲しいですが、まわりのすぐそばで見ていた大人たちも

きっとつらかったのだろうなと思います


仲間がいなくなっ戦う意欲もなくなっていくイリヤに戦う意味を与えるという名目で

通わせ始めた学校。  笑顔で浅羽くんの様子を話したり明るくなっていく姿に

きっと救われるような思いと共に、すごい罪悪感やうしろめたさもあったのではないかと。


2巻でイリヤが浅羽とデート中に、訓練で死んでしまった仲間の話をしてました

砂漠で死んでしまった仲間の場所に行こうと、ほかの仲間4人で何日もかけて行くと、

砂漠の中に公園があり、それを見てイリヤは自分達のあとは何もかも片付けられてしま

う、と言ってましたが、きっと違うと思う。

訓練で大変だったから、子供らしいことなんてさせてあげられなかったから、

だからせめて事故の場所にその子の魂といえるものがとどまっているのなら

殺風景な砂漠ではなく、せめて子供が喜んで遊ぶ、平和の印ともいえる

公園を・・・・と思ったのではないのかな~と思います


だって、後をまったくなくしたいなら公園なんか作らずにどうとでもできたはず!


でも、公園ができても遊んだことのない彼らは遊び方や楽しみ方がわかるのかと

考えると寂しいのですが・・・



好きで時々出しては読んでしまう作品です




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