✪彼女 (前)
- カテゴリ:30代以上
- 2011/01/05 18:10:04
長い夢を見ていたのかも知れない。
叔母の家に用事で呼ばれた帰り道、
そう言えばこの付近に美味しい和菓子屋があると聞いていたので寄り道する事に。
和菓子に目がない私は知らない街だが散策気分で尋ねて見ようと思った、
めったに来る事のないこの街は古めかしい造りの家が建ち並んでいた。
時折自然に彩られた道が顔を見せる、その場所は時に異空間となり、
私みたいにふぃに立ち寄った人を非日常の世界へと誘う。
心穏やかに何となく懐かしさのある道を歩くと私自身をリセットしてくれるかのようだ、
その和菓子屋は竹林の道の奥にある風変わりなお店らしい。
穏やかに蛇行する道の両脇をすらりとした竹が規則正しく並ぶ、
高さはおおむね20mはあるだろうか穂先は天を覆うように優美なアーチを描いている。
道はキレイに整備されていて歩きやすいく時折風で竹がサラサラ泣いている、
元々は有名な茶道の部屋だったらしい所を改築してお店にしたらしい。
かっての茶道家のように自然を感受、思い巡らす散策路。
えっ !! 道が二っに分かれている、確か聞いた話ではお店まで一本道のはずなのだけど。
立て札が出ている「あやべ」と「きなこ」か・・・・、
さすがにお店の名前も聞かずに来たのは失敗かも、
おもむろに携帯を取り出し叔母に電話する。
でない・・・出かけてしまったょうだ、名前からすると「きなこ」だょなーとりあえず行く事に。
30分は歩いたろうか、まだかな思った瞬間目の前にお店はが見えた。
真っ黒の黒、
まるでそのお店は宇宙のブラックホールを思わせるかのような黒い建物だった。
建物の黒はあえて塗ったものでなくて木が自然なったものらしい、
木は切られても己を守るために灰汁を出すそうだ、
それが長い時間をかけてこの色になったらしい。
お店に入ると壁面を浮かび上がらせる間接照明が施されたテーブル席、
スポットライトが落とされた闇に浮かぶカウンター席と、
まるでバーのようなたたずまいだった。
奥に入るとガラスケースの中に並ぶ宝石のような和菓子が目に飛び込んできた、
「いらっしゃいませ」やはり黒い衣装に身を包んだ店員さんがそこにいた。
そのケースの中には色とりどりに作られた和菓子が所狭しと置かれていた、
あまりのキレイさにに目をとられて私はどれを選んでいいのか分からなくなってしまった。
「お勧めは何かありますか ?」「こちらなどいかがでしよう」勧めてくれたのは、
黒曜石のような姿に溶け込むような黒糖羊羹だった。
私はそれをお願いしてから、カウンターで一皿いただく事にした。
平日の夕方お店はかなり空いていた、
隣の席にもひとり女のひとが同じものを食べている。
何気に顔を見るとそこには私の初恋の人がいる驚きで声なならないでいると、
彼女のほうが気が付き声をかけてくれた。
こんな時、
男はだらしないものだ「やぁー元気」のひとことも気の利いた言葉も出ないのだから。
ここで飲んで酔っているのか、少し赤い顔をしているあなたはとても色っぽく見えた。
「今、なにしてるん」、
お決まりの会話だそんな事より聞きたいのはもう結婚したかどうかだろう、
「してなぃわょ、何、また私の事抱きたいの?」そんなの決まっているだろって言えない。
だいたい私達はほんの些細な口げんかで別れてしまった、
お互いが頑固な性格で二人とも謝るタイミングを逃してしまったのは言うまでもない。
何度電話しようと思った事か、変なプライドばかりが邪魔をしてそのままになってしまった。
ものすごく後悔している、あの時素直に謝っていれば・・・。
「ごめんなさいね、あの時どれだけ電話かけようと思ったか解らないわ」、
これは驚きだった、あの彼女が自分から謝ってくるなんて。
「同じだょ」私は今まで溜まっていたすべての事を彼女に話した、
話す事によってなんだか心につかえていた物が取れたような気分だった。
「時間、大丈夫なの?」「うん、もう家に帰るだけだからね」二人はお酒を飲み始めた、
それはとても甘いお酒で、恋を思い出させる味がした。
「酔っ払っちゃった~」「大丈夫!帰れるの?」、
「うん、後ろに小宿があるから、今晩はそこに泊ってく」。
どうやら建物続きで裏には宿泊が出来るようになっているらしい、
私は裏の小宿まで彼女を連れて行きベッドに寝かせた「じゃ、おやすみ」。
彼女はベッドの枕に顔を付けたまま涙声で言った、
「ねぇ、あの時私のお腹の中に子供がいるって言ったら別れなかった」。
「何だょそれ、もしも、いなくたって、そう言ってくれたら別れなかったょ」、
「私達って本当に頑固だったもんねー」。
彼女の言葉が胸に刺さっていた、
お互いが悪いとは言え私がもっと彼女の事をいたわってやるべきだった。
私はなぜか涙が止まらなかった、こんなにも彼女を愛おしく思った事はなかったろう。
「もう一度やり直さないか」「無理ょもぉ遅いの」彼女はさらに涙声になった。
私がその言葉の意味を理解するのに時間はかからなかった。
いい湯だ~~~。
ぬるぬるして気持ちいい~~~。
こんにゃくヤロ~でした。
そうだょ。。
素直だって・・ば。
私は全然でし・・・。
あはは・・・そなんたいそうな物じゃないですから気楽に楽しんでミソ。
もちろんです、扉を開いたら後戻りは出来ません。
それじゃ私と一緒にめくるめく官能の世界に行きましよう・・・勝手に行けよってか~~~。
とうとう禁断の扉を開いてしまいましたね・・・そんな大した物じゃない・・でへへ。
それには訳があります、後編へ。
今。引っ越しの準備から戻りましたぁ。
「あの時私のお腹の中に・・・」
もし、そうであっても別れた後に言うのは、同じ女として疑問かなぁ。
今更何言うのって思う。
そして、女は、やり直しはしない動物だと思うよ。
別れるまで悩むけど、別れたら後ろ振り向いて思い出す事あっても・・・。
戻らないもの。男は、戻るケース多いね。
ミッキは付き合って妊娠した事ないから・・・。
結婚して子供出来たからね。女のズルサと男の未練見えた気がするなぁ。
グッさっと、突き刺さるご意見でし。
最後と解ってなきゃ素直になれないんだもん、ひとは愚かだよね。。
ってゆーか、素直になったところで、その先の保証なんてないもんね、
だから、変な意地が邪魔するんだ…
読んでミソ。
凄いですね^^;
後半行ってみよ~☆
ビぇ~~~~ん (泣)。
ここの和菓子屋はマジで書いてしまいました。
そのつもり・・てきな。
イゃ~~~~ん。
幸せしゃん いらっしゃ~い。
続は悲しい物にするつもり。
若い恋人たちにありがちな意地のはりあい。
「あやべ」・・気になる。
何回も読み直しちゃいました
次は18禁んなですね
後編が楽しみです。
映像の浮かぶ文章、ほんとすごいな~と思います。
昔のつらい恋を思い出しちゃいました~(T-T)
でも、そのつらい恋をしていなかったら
今の主人とは結婚していなかったと思う。。。
石鹸の時にも「赤ちゃん」いたよね・・・
「子供」の存在って
やっぱり大事なの???
出来ちゃった結婚する人は、それでヨシと思うけど
私には それを武器に 結婚できないな。イヤ、しない派。
あっ、ちなみに既婚者ですが私には子供はいません^^;;
できたから結婚だけは、イヤだなって(苦笑)
プライドが許さないんです、昔から。
あー酔って書き過ぎました〜〜
続・どうなるんですか〜?って楽しみです^^
このお店は本当にあるんですょ、物語は架空ですけどね。
だって、さけ美さん後悔しない人かと思ったょ、強い人だからさ。
お酒がいただける和菓子屋さんなんて素敵ですねヽ(〃v〃)ノ
明日は18禁ですからねー。
で、「まだまだいい人に出会える!」てな勘違いヤローだったよなぁ。
当然、別れてしかるべき相手のほうが多々だけど。
こんな状況で、相手の涙をみせられっちゃったら、もう穏やかでは
いられんだろよなぁ。
(よく男性の涙をみている さけ美より)
オシャレにここはやっぱカクテルでしよう、私はブラッディーマリーが好きでし。
もー火がぼうぼうでしからネ。
わたすも飲みすぎました。
チョットエロい展開にしようと思います、そして涙。
これまた、続きの気になる物語ですね!!!!
甘いお酒なら・・・苦いお酒はだめっす。
カルアミルクがいいなぁ・・・
って、酒の話ばかりですが。
の 展開なんて・・・・・・
そんな事 ないですよネ?。
期待してます。
明日、出直します。
大人になると、素直なだけじゃ恋は成り立たないんだよねー。
まぁそこがいいのかも^^長く幸せを感じるには。
書いてる私も欲し~~~~~~~~ィょ~~~~~~~~だ。
こんな心ときめく時間が
たまにはやってきてもいいのになぁ♪
これは運命なんでしようねー。
後半は悲しい結末が待っています。
この物語は秘密ノートに書かれていたいた事を少しヒントに作りました。
時には、こんなことが、起こることもあるのかもしれませんね。
私には、今のところ、そういう偶然はありませんが、ドラマチックなことも起こりません。
でも、どうしているのかなぁ~と気にかけて思うと、街中でバッタリと、会うことがあるのです。
喧嘩別れして、お互いに後悔をして、ずっと会いたいと深く思っていた思いが、お互いを
引き寄せたのでしょうね。
だからあの時、友達でもいいよって言ったのに!
おっと失礼!つい熱くなってしまった^^
後半はもっとぐー~~~~ったり。
後半はチョットエロくて悲しい。
意地はったりしてしまうんですねー素直になれなくて。
みんなそうではないですか。
後半楽しみにしています。
良い事ないです。。
。。。
素直になれた時って。。。
うんうん。。( ̄□ ̄)遠い目。。
。。そんなに遠くも無いかなwww(笑)