ドラマ【赤い指】
- カテゴリ：テレビ
- 2011/01/04 16:38:55
赤い指
ＴＢＳ １／３ 夜９時～
【あらすじ】平凡な中年サラリーマン前原は、終業時に妻の八重子から電話がかかってきて、そのただごとならぬ雰囲気に早々に帰宅した。家の庭には見知らぬ少女の死体が転がっていた。八重子に聞いても知らないと言う。しかし少女が首を絞められた時に失禁したような跡が、キッチンにあったと言うのだ。前原には老いて認知症を発症した母親・政恵と、中学生になる息子がいたが、どうやらその息子が少女を家に連れてきて、凶行に及んだらしいことがわかる。前原は警察に連絡しようとするが、八重子に強力に止められ、２人で息子の犯行を隠すことになってしまう。【感想】相棒に引き続き、倒叙です。ただこの作品は新参者の加賀恭一郎シリーズなので、証拠の積み重ねよりも当事者たちの心に働きかけ、本人たちが納得の上で出頭させるというスタイルでした。そして今回は事件だけでなく、恭一郎の父親が死んだ時のエピソードも織り込んであり、新参者よりも時間軸としては前になる事件ですね。新参者で亜美が恭一郎に見せたボールペンの意味もわかりましたしね。まぁ亜美のその設定はドラマオリジナルなんだそうですけどね。そんでまた、すんごい豪華な顔ぶれでしたね。普通ならセリフ一言あるかないかの死体発見役を蛍雪次朗がやってたりとかｗ エンディングクレジットでアンジャッシュのどっちかの名前がありましたが、そんなのどこに出てたんだかわからないものｗ さて、話の中身ですが、こういう話を見ていると、どうにも母親がバカに見えてしょうがないんですが、どうなんでしょう？ 確かに家の面倒に関わろうとしない父親も悪いですが、あの母親はちょっと息子を甘やかしすぎのような気がしました。つか、この家族って現代社会が抱える問題をすべてしょいこんだような家族でしたよね。高齢化、いじめ、家庭崩壊、アニヲタ。アニヲタが問題というより社会現象ですけど。これじゃ結婚してもひとつも幸せそうにない。こんなになるなら一生伴侶などいらない、子供もいらないと思う人がたくさんいて当たり前です。いつのまにこんなになってしまったんでしょうね。中にいる私たちにはわかりませんが、きっと日本はどこかのバランスが取れてないんでしょうね。しかし息子は実行犯なので仕方ないとしても、あの家族はこれからとてもつらい道を歩くことになりそうです。息子はほぼ性犯罪者のようなもので、性犯罪だけは本当にどんなに反省しようが謝罪しようが一生なおらないので。多分死んだほうがマシな一生を送ることになるでしょうね。
