✪夜夢 one
- カテゴリ:30代以上
- 2010/12/28 19:00:04
六年生の夏、うららは肋膜炎という病気になった。
病状は悪く病院に入院する事になった、
退屈な入院生活の始まりだった。
病室は最上階の六階で街路樹の頭が下に見えた、
アスファルトの道をへだててマンションが在った。
丁度病室の窓からそのマンションがよく見えて何気に見ると、
正面にはおじいさんらしき人の部屋があったが、
肉眼ではよく確認する事は出来なかった。
段々と暇を持て余すようになり窓からよく外の景色を見るのが日課になった、
当然そのマンションが段々と気になり出した。
お母さんにねだって双眼鏡を手に入れた、
双眼鏡で見るとおじいさんの部屋は間近に見えた。
ベートーペンのような髪型をしたおじいさんはいっこうに外に出ていく様子が無く、
いつ覗いてもベッドに寝転がっていた。
夏なのでドアも窓も開けっぱなしの時が多く部屋は丸見えだった、
クーラーは嫌いな様な人だった。
ある日うらら不思議だと気がついた、
・・どこか悪いのかしら・・それとも超一流の怠け者か・・ひょっとしたら死体では・・。
人が出入りする姿もないので心配になり、そのうち少し怖くもなってきた。
ある日おじいさんの顔がこちらを向いたので、うららは思わず手を振ってしまった。
確かにおじいさんはこちらを見たはずなのに、
ニカット微笑みが帰ってきただけで手を振り返しもしてくれなかった。
・・ふん、そっちがその気なら、こっちも・・・。
と、その夜灯が消えてから双眼鏡を持ちだし見張る事にした。
夜中うとうとししかかった頃、耳の中に音楽が聞こえてきた。
おじいさんの部屋は明るく、ギターやバイオリンやピアノの音まで聞こえてきた。
アコーディオンを抱えた女の人と、おじいさんは歌っているのが聞こえてきた。
うららは双眼鏡をおろして瞼を手でふいた、
おじいさんがジャズダンスをしながら歌っているではないか。
お相手は若い美しいご婦人。
それからまた日が過ぎた、
おじいさんは元に戻って相変わらずベッドで寝ているだけ。
ある日おじいさんが手招きするのが見えた、うららは驚いてベッドに逃げかえった。
・・悪かったかな・・、と思いながらその日は一日中気になって。
気がつくと窓の外ばかり見ていた。
その夜不思議な事がおこった、
アスファルトの道に人と動物の奇妙な行列が現れた。
牛や豚や羊を連れている人、コックのカッコで包丁を持った人。
ソムリエみたいな人がワインやお酒を運んで自転車をこいでいる、
服屋さん本屋さんパン屋さんも並んでいた。
その行列はマンションの中に消えていった、
少したつとおじいさんの部屋はまるでパーティ会場のようになった。
夜も更けた頃例の歌声が聞こえてきた、
おじいさんと若い美しいご婦人がまた歌っている。
おじいさんの楽しそうな事と言ったら、
うららは見ているのがバカバカしくなって寝てしまった。
また日がたった、
おじいさんがペッドで寝ている日が続く、やはり外には一歩も出ない。
・・退屈しないのかな・・お金持ちなのかな・・いばっているのかな・・、
夏も終わりに近い昼下がりの事。
・・早く、家に帰りたいなー今年はとうとう泳げなかったわ・・。
病院暮らしも三か月もたってくるとのんびりしたものだった、
・・海にも行けないし山にも行けないしマンガも見飽きたし・・。
うららはまた何気なくおじいさんの部屋を見た、
すると、おじいさんはベッドでパジャマぬぎ何かに着替え始めた。
それはゴムのスーツだった、
アクアラングをつけてシュノーケルに水中メガネに水中時計・・・。
うららも水着を着たくなった、
水が好きで泳ぎ過ぎたために肋膜炎になったくらいだから。
もちろん水着は家、泳ぐ事なんて絶対にダメ。
・・何が起こるのかしら・・、
と思っていると窓がめずらしく閉められた。
窓枠の下の方からひたひたと水が溜まっていった、
・・おかしいなー、部屋に水がたまるわけないし・・。
しかし、
事実おじいさんの部屋には水が溜まっていき窓の中でおじいさんが泳ぎ出した。
光は窓から差し込んで岩やサンゴ礁まで現れた、
その廻りをキラキラと泳ぎまわる魚たちも見えた。
流れもあるのか、流れにさからっている海草や紅や紫のイソギンチャクも見えた。
時々ガラスのかけらのような魚が群れになって通って行った、
きっと、いわしか、かますか、あじだろう。
おじいさんは魚に餌をやり遊んでいた、
うららは自分まで水の中に入っているような気分になった。
懐かしいね・・・ この頃。
もっと、読みたいよ^^
はよぉ〜〜〜 帰ってこ〜〜〜い!!><
体調は・・・どうなんじゃろか???@@!
懐かしい物語 読みに来ました^^
吐くな!!絶対吐くな!ww
どうでもいけど、探すの大変だわ〜〜ww
いってくる!
暇だから 読みに来たw
うららの帽子にしようかな^^
お邪魔しまーす!
また夢を膨らませて 書ける時間ができるといいね
ゆ〜〜〜〜〜〜〜っくり楽しみにしています^^
それまで過去の好きなやつ読んでるね(笑)
懐かしい物語を読みたくなりました^^
天文台の今日は読もうかな(笑)
ここかい・・・。
ジャジャ〜〜〜ン♪
爆破・・・・・・・・・。
指令により・・・・・・・投下・・・・壊れました。
雨 降らないかなぁ〜
降ったら降ったで困るけどね。
刺激が・・・たりんのじゃ〜〜〜!!www
がんばれ モテ男ww
そうだね
ゆっくり楽しみにしています^^
やっぱり書くのには時間が必要だから、暇になったら書きます。
まだまだ不滅の名作がありますから、それを入れるとな~~。
何かを削らなくてはならないのが現状でし、しかしーーー。
私の一言でそれもって・・・、どんな見解だょ。
えーーーーーーーーー!! ズルい
ラブレターは
全部いれてよねーーーーーーーだ
そりゃあ・・・わしでし。
選んぶの誰 誰???www
まずは・・作品の選定から。
ん。
待つのは・・・慣れてる。
作るのに時間がかかるぞ~~~。
それいいかも・・・
世界にたった1冊の手書きの本
くれくれ〜〜〜! サイン入りでねwww
小話本なら・・・・うーーーん・・・・・どないでっしゃろ。
ほれ
ん十年も経ってからってこともあるしね(笑)
手書きの本でもいいよw
つかないでしょ。
あっ、ついでにサインもいれといてね!
いつか価値つくかもしれないからww
額に入れんでええわい。
↓ 一生 大事にするわ そのハンカチ額に入れてねww
それなら・・・
真新しの買って返してよwww
青い薔薇を添えてね! ひひひひ
もうすぐ紫だけどねw
クリーニングでし。
返さなくていいよ・・・
ハンカチあげるからね バッチィーー!
ぐぐぐぐぐ・・・・・・ちーーーーーん。
蘭子ちゃん 思い出しちゃったのかな?
泣いてもいいでよぉ〜
ほれ ハンカチ!(笑)
酔っぱらっていたせいか、昨夜の小話は思い出の話になりました。
また時が経つと それも陳腐にみえちゃんだろうね(←本人にはだよ)
でもね
最初に書いたものってさ 一番シンプルで感動受けたりするのよね。
手を加えれば加える程 計算されたものになる場合もあるじゃんw
自分自身だけが成長してることもあるかもよ?
って・・・プロに失礼いたしやした〜〜〜ww
だって 絵本ってシンプルじゃんww
挿絵もあったら楽しいのにね!
昔書いたものってさ、今読むとても陳腐で書き直さないと載せられない。
新しい物を考えるには中々時間がないけど、また書いてみるょ。
あ〜心臓に悪かった・・あれ?w
ハラハラしながら読んでたなぁ
また わくわくするの読みたいです
展望台も 狸寝入りでおかしかったねw
この時は色々書いたナ~~~、帽子の原案もこの時でした。
ながーい入院生活も
おじいさんがいたら少しは気がまぎれたよね?
他の夢も見たでしょ?
これは長かったね・・。
じゃぁ〜〜んw うららちゃん再登場!
なんちゃって・・・
これは うららになり済ましたブーさんの実話?
ネットで見て見てすぐわかるょ~ん、ペロペロ。
入院生活の一日は、子供にとっては時間の過ぎるのがとてっもなく遅く感じました。
これは私が入院して、窓から外をよく見てた時の思いでなんですょ。
う~ん帰れなくなってしまうんでは大変でし、
でもその街に素敵な女性がいれば住んでしまう私でし。
不思議なお話❤
入院中ってホント、いろいろ余計なことまで
考えちゃう(;Δ;)
こんなおじいさん登場したら一発で病気なんか吹っ飛んじゃうねぇ!!(*´∀`)
気がします★
不思議の国のうららちゃんって感じ。
すっかりブラボーさんの物語のような感じの夢を見てしまいました。笑。
見たこともない街、不思議な喫茶店、鎌倉のバス通りと、あちこち行ったけれど
なかなか帰って来れなくて、目が覚めて、夢で良かった~と思いました。
うららちゃん、退屈しないね。夜も寂しくないね。
すぐに元気になりますね。
そうだょ、だって病院生活なんてものすごく退屈でさ。
そりゃ病気直すのが目的だから仕方ないけど。
さて、中間は盛り上がりますょ~。
その おじいさんは不思議な存在だったのかな?
おじいさんが何をやらかすか
楽しみだね〜〜w
さ〜てさて続きが楽しみです。
って年内かかるじゃん!^^;;;
今はもうギンギンですから・・ピンピンかな・・どっちもエロい。
今回のはその線で行きます、安心して読んでください。
淋しかったね。。
今はもう大丈夫なの??
最近子供と読んだ絵本に出てくる1ページを思い出しました。
それは水族館が自分の家にやってきてしまう話でした。
色とりどりの大小の魚たちが楽しそうに部屋を泳いでいたと思います。
いいなぁー♪ファンタジーですね!
私は小学一年生の時、病気になり一年もの間入院していました。
昨日のコメントで何となく、思い出してしまって書いてます。
最初、読んだときに何となくそんな気がしたwww
本当におじいさんみたいな人が居たら。。
入院中退屈しなかったのかなぁ。。。
残念、全然関係ないんです。
ここで実は、おじさんは普通なんです。
そうなんですよねー、人って確かにそうです。
違うょ、うららだょ。
つづきも読んでね。
でもさーおじいさんは、長引きそうなうららの入院が楽しくなる様にって
色々見せてくれたんじゃないのー。
で なかったら 私 眠れなく なっちゃう。
なんだろう。すごくよくわかる。
小学生のころ、うららちゃんと同じく海が大好きで、水着の上にバスタオルをはおって
泳ぎに出かけてました。(海は目の前でした)
なのに、結核の疑いがあると言われ、ひと夏海は禁止。
海の中につかりたくて妄想してました。ちょうどこんな感じ。
私の泳いだ海はサンゴはいませんでしたが、さざえやこう貝を取ったり、
いそぎんちゃくを足でつついたり、楽しかった。
海を取り上げられた私は、それから相当内気になってゆくのでした。
なんてね?
一冊の絵本。1ページずつめくって読んでいったよ(*^▽^*)
絵も、ちゃんとある^^
すごいね☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
感じ方は人それぞれでいいんでし、思った事を書いてね。
メルヘンですな!!
何か導き出したいけど、
洞察力と発想力が乏しい僕には楽しく読むことしかできませんでした^^;
(絵本見たい^^
子供の頃ホントに、こんな事考えてたもんな~。
ちょっと 興味津々
どこかの世界に入って しまったような。。。
どうなるのだろう。。
今回はハズレでし、最後に解ります。
人はあまりにも暇だと、空想や妄想を作りたがるものです。
まだ、続きがあるとゆう事なので。。。
なんとなく・・・おじいさんはいい人。そんな気がします^^
三話完結でし。
年末最後のファンタジー、これは私の実話が入っています。
続きが楽しみですw