Nicotto Town


TAKEのつぶやき


☆「八月の狂詩曲」

カリフォルニアに研修に行ったときのことですが、そこのスタッフと何度か一緒に映画を見に行きました。字幕のない洋画を映画館で見るなんてのもはじめての体験でしたが、なんと黒澤明監督の作品「八月の狂詩曲」を見る機会がありました(当たり前ですが、英語の字幕付きで)。前半ははっきり言って眠くなるようなところが多かったと思います。また、後半では原爆がテーマに出てきたので、後で議論することになるのかななんて思いながら見てましたけど、ラストシーンの村瀬幸子の演技には二人とも見とれてしまい議論どころではありませんでした。

またよくあることですが、この映画にも賛否両論がひしめいているようです。たしかに、黒澤明監督の初期の作風と晩年近くの作風は誰が見ても違いが感じられると思います。なかでも「影武者」や「乱」などについては評価が厳しいのは私も同感ですが、「八月の狂詩曲」については私はすばらしい作品だったと思ってます。ただし、「用心棒」などを撮った頃の黒澤明監督と同じ尺度で比べるつもりはまったくなく、あくまでも別の観点からすばらしい作品だったと賞賛したいと思います。

アメリカで邦画を見るなんてのも貴重な体験なんでしょうね。




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