『プリペット通り四番地の住人ダーズリー夫妻は「おかげさまで、私どもはどこからみてもまとな人間です」というのが自慢だった。不思議とか神秘とかそんな非常識はまるっきり認めない人種で、まか不思議な出来事が彼らの周辺で起こるなんて、とうてい考えられなかった。』


かの有名な『ハリ・ポッター』シリーズの第一巻目・第一章『生き残った男の子』の、冒頭部分です。
ほぼ一ヶ月近く、私はこの『ハリー・ポッター』シリーズ全７話・１１巻を読んでおりました。

一話ごとに一年間のお話となっており、ハリーの成長と共に、キングズ・クロス駅の９と４分の３番線でホグワーツ特急に乗って、人間界と魔法界を本の中で行き来してました。

物語が進む度に、話はどんどんと重たく、かつ壮大になっていき、そして最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝（下）」で、誰にも予想しなかった秘密が明らかにされました。

この物語は、確かに主人公の成長物語でしたが、それ以外にある一人の人の密かな物語でもありました。

その人が亡くなり、顛末を読むにつれ、私は涙が止まりませんでした。

主人公も、愛する人たちを次々に失っていき、どんどん絶望に向かって、それでも果敢に戦いましたが、その人の戦いは孤独なものでした。

ただ愛する人の為だけに生き、そして死んでいったのです。

その人の最後に言った一言が、とても胸に響きました。

翻訳者の方があとがきでこうおっしゃっています。

「人間の価値は、その人の死に心から涙する人が何人いるかで決まるというのが、私の持論だ。」

まさにその通りです。
作中では、その人は孤独なまま亡くなってしまいましたが、読んでいる私は、その真実を知った時、目を泣きはらすほど泣きました。

あまりにも孤独で、密やかにそれでいて激しい生き様に、泣かずにはいられなかったんです。

その人は、作中では人に泣かれることはなかったのですが、おそらく私と同じように、物語を読んだほとんどの方が、泣いたことでしょう。

そうなると、先ほどの「涙する人が何人いるか」ということでは、その人はこの世で多くの人に泣かれた事になるのではないでしょうか。

もしまだ読まれていない方がいらっしゃいましたら、どうか私と同じように、この人の為に泣いてあげてください。

私はその人を見るために、そしてまた心から涙する為に、映画館へ行こうと思います・・・。

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さて、重苦しい話はここまでに致します。

私は、去る１２月１０日にて、ここ一年で初めて連続１ヶ月の勤務をすることが出来ました♪

２年間、ずっと自宅療養をした後、１月に職場復帰はしたものの、なかなか元のようにはいかず、体調も狂いがちだったのですが、ようやく時短勤務から離れ、定時間出勤となり、
そして、初めての１ヶ月間の連続勤務できたんです。

普通の人には、なんでもない当たり前のことでしょうが、私にとってはかなりきつかったです（＾＾；）

でも、この一ヶ月のおかげで、気持ち的にもすごく楽になりました。
このまま、続けて連続出社出来るよう、体調に気をつけていきたいと思います♪

皆様も、お風邪などで体調を崩さないようにしてくださいね。
私も頑張りますので（*＾＾*）ﾉｼ