Nicotto Town


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7つの黄金郷(エルドラド…長いぜw


暑い、暑い夏の日。
あまりの暑さにふらふらとはいったかき氷屋さん。
蝉の声を聞きながら食べた一杯のかき氷。
甘すっぱいレモンの味といっしょに覚えているのが、この漫画のコミックス。
華やかな絵柄と、豪奢なドレス。
細い剣を構えて戦う海の男達。
見開きページいっぱいの、帆に風をはらんで海をいく帆船!
しっかりしたデッサン力と、少女漫画特有の大きな瞳と金髪巻毛、
薔薇の咲き乱れる背景、それと汗と髭もじゃのむさ苦しい海の男が画面に同居!!
普通なら絶対相容れない要素が、この漫画の中では何の矛盾もなく同時に存在していた。
それをまったく不自然に感じさせない、巧みな絵だったのだ。

時代背景は大航海時代。
舞台は宗教改革真っ最中のイギリス、後に黄金時代と呼ばれたエリザベス一世の時代だ。
主人公のオリヴィエとエロールの双子は、イギリス王家の血を母から引いている。
そのせいで生まれた時から旧教国各国から誘拐されそうになってきた。
新教の擁護者、英国女王エリザベスを亡き者として、傀儡の王とするには王家の血をひく赤子が最も都合がいいから。
幼いオリヴィエはついに誘拐され、インカ人によって背中に「エルドラド」の刺青をされてしまう。
それはインカ人の秘境黄金郷(エルドラド)への扉を開く、秘密もこめられた刺青であった。
オリヴィエは二重にも三重にも、小さな背中に重い荷を背負う事になった。
そのため双子は両親と引き離され、海の上の帆船で育った。
物語は14歳になった双子が両親と再会するため、イギリスについたところからはじまる。
しかし、懐かしい母は旧教側に誘拐され行方不明になっていた。
双子はそれぞれアーサーとヴィンセントという優れた若者を付き人につけられ、父の命令で母の探索の旅へ出発するのだが…、

ああ、物語の始まりを説明するだけで長文になってしまう。
スケールといい、その話運びの巧みさといい、絵柄の華やかさといい超一級の少女漫画だ。
歴史的背景も、当時の新旧キリスト教の状況も、スペインによるインカ人に対する非道さも、きちんと描かれている。
そんじょそこらの小説や映画なんて比較できないほどの人間ドラマ。
さすがは名作「エースをねらえ!」を描かれた作者だ。
今、ひねくれた読者になった私が読んでも名作だと思う…。
でも、未完だ(><
永遠に完結することはないなあ。
作者が教祖になっちゃったからなあ・・・(;;)

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2010/12/11 21:42
沙羅さま
週間マーガレットに、花とゆめ。
ことごとく、私も読んでたよ~www
あとは、ブルーソネット、ここはグリーンウッド、動物のお医者さんetc~~。
あげたらきりがないなあ~。

ラウールも哀しい人やよね。
サンドロと再会しても、お互い今でも好きなのに、どこまでも相容れない。
あそこで止めるか~~(;;)
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2010/12/11 21:32
hanayaさま
コメントありがとうございます^^
ようこそ、おいでくださいました。
「悪魔‐デイモス‐の花嫁」「クリスタルドラゴン」、どちらもあしべゆうほさんの作品。
私も大好きです。
それでも、良策とも細々と描かれてますよね…お休みしつつ。
あしべさんは、昔からお体が弱いようで、なかなか前にすすめないようです。
でも、かかれてますから最後までよめるかなと希望をもってます。
これは…難しいってか、もう無理だろうなあ^^;

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2010/12/11 21:27
藤娘さま
そうなんだよ、エースと同じ山本鈴美華さんの作品なんだ。
エースと並ぶ、彼女の代表作です。
未完やけど、未完やけど、やはり名作なんだ~~><
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2010/12/11 21:25
Yureさま
作家が生み出す作品は、作者の者ではあります。
登場人物をそう扱おうと、それは作者の始終でしょう。
どんなに人気があっても、死ぬべき運命にある人は死ぬ。
…たまに生き延びるつわものキャラもおるけどwww

でも、作家の責任は物語にちゃんと結末をつける責任があると思うなあ~><
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2010/12/11 20:32
私もか~な~り~昔に買い揃えたコミックスを実家から色々と持って来てる。
エースをねらえ、7つの黄金郷、ガラスの仮面、スケバン刑事、超少女明日香シリーズ……etc
先日のラトさんのブログで懐かしくなって本棚の奥から引っ張り出して再読♥
ラウールとサンドロが成長して再会した時には………
あの続きが読みたいよ~~~~
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2010/12/10 22:47
はじめまして。
懐かしいタイトルに、思わず訪問しちゃいまいた。

この作者の同世代作家さんは途中やめって多いですよ。
「悪魔‐デイモス‐の花嫁」「クリスタルドラゴン」とか…。

「7つの黄金郷」はラストが読みたい作品の一つです。
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2010/12/10 22:38
ええ!!エースをねらえ!の作者!?( °△°)
私にとっては、エースをねらえ!はバイブル中のバイブル!!
それは読んでみんと!  でも・・・ 未完なのね・・・(;¬_¬)
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2010/12/10 22:13
・・・そりゃ、作品はどこまでも生み出した作者のものなのですが、それでも未完で彼岸の彼方へいかれてしまうと恨み節のひとつもいいたくなりますね~ まさか、そっちへ行くとは思いませんでしたけど・・・ ^^; 
姫カットがいけなかったんでしょうかね・・・(そこか! チャウチャウヾ(-_-;)



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