ようやく、ハンドウォーマーが片方編み上がりました
- カテゴリ:家庭
- 2010/12/08 23:55:55
この街のブログカテゴリには、「手芸」は無いのね……。
夢想はしていたものの、「スタークロッシェ」に惚れ込んでしまって、着手がノビノビでしたハンドウォーマー。ようやく片方編み上がりました。所要時間は、この街のスロットを回しながら、2日。
ハンドウォーマーの定義は、こんなもん?
手袋より手首部分が長く、親指を通す穴が開いて、手の甲と平を被い、4本指は出しっぱなし。
つまり、親指を通す穴の開いた、伸縮性のある円筒形の編地。
きっと、携帯の普及によって需要の生まれた形状でしょう。
昔、わたしが高校生でした頃に、このような物が在ったなら、と思います。
当時のわたしは、片道9kmを自転車で往復する毎日。
学校が、週6日でした頃のことです。高校3年生になると、(進学校でしたので)日曜日にも隔週に模試が入り、14日のうち13日は学校に通っていた計算になります。
手袋なぞすると、ハンドルが滑ります。木枯らしが肌に突き刺さる時期になりますと、自転車のハンドルに、握り手部分とブレーキを被うカバーを装着したものです。
野暮ったい? いえいえ、安全の方が大事ですもの。
今日編み上がった、ハンドウォーマー右手のパターンはこう。
裾と4本指側とに縄編みが入り、幅広のガーター編みが斜めに入ります。
並太の毛糸と、10号棒針を用います。(わたしは編地が大変きつく、指定より2~3号太い編み棒を使って編みます。普通の緩さで編む方は、8号でいいかと。)
別糸で、8/0号鉤針を使って40目以上鎖を編みます。
1段目。棒針で、40目拾い目。
2段目。段の始めはすべり目。残り39目は裏編みで返ります。(表から見ると表目になります。以下偶数段同様)
3段目。段の始めはすべり目。2目ずつの右上交差。表2目。掛け目。表27目。左上2目一度と2目ずつの右上交差を同時に行います。表1目。
4段目。段の始めはすべり目。裏39目。(前の段の掛け目はねじります。以下偶数段同様)
5段目。段の始めはすべり目。表6目。掛け目。裏27目。表目の左上2目一度。表4目。
6段目。段の始めはすべり目。裏4目。表28目。裏7目。
7段目。段の始めはすべり目。表2目。2目ずつの左上交差。掛け目。裏27目。左上2目一度と2目ずつの右上交差を同時に行います。表1目。
8段目。6段目と同様。
ここで一模様です。
9段目。段の始めはすべり目。表6目。掛け目。表27目。表目の左上2目一度。表4目。
10段目。2段目と同様。
11段目。3段目と同様。
:
16段目。8段目と同様。
17段目。9段目と同様。
:
40段目。8段目と同様。
41段目。段の始めはすべり目。表6目。掛け目。表18目。伏止め8目。糸の方では、鎖8目。表1目。表目の左上2目一度。表4目。
42段目。段の始めはすべり目。裏5目。41段目の鎖の裏山から拾い目8目。裏26目。
43段目。3段目と同様。
:
47段目。7段目と同様。(編み終わり)
編地の幅の約3.5倍の長さを残して、糸を切ります。
別糸の鎖を解きながら、1段目を棒針に拾っていきます。最後の半目を拾い忘れずに。
47段目と1段目を筒になるようにはいでゆきます。両端、縄編み部分はメリヤスはぎ。幅広ガーター部分はガーターはぎ。ガーターはぎに移る前の5目目で、47段側を2目一度するのを忘れずに。
編み始め、編み終わりの糸の始末をします。
これで、斜めに穴の開いた、幅広ガーターが斜めに走る煙突状の物体が出来上がります。
穴に親指を通して右手に装着すると、あら不思議、ハンドウォーマーになってます。
JIS記号で編み図を描けば直感的に判るものですが、敢えて英文のパターンの真似をして文章のみで書いてみました。
JIS記号編み図は、ちょっと模様が複雑ですと定規が必携になりますし、お歳を召した方々には、記号を見るのが少々辛く、文章の方が頭に入り易い、とも伺います。
わたしが実際に編んだものは、1段目から8段目までを別の色にしています。
そうすると、人差し指の付根から、小指側の手首まで、甲側に斜めの帯が走ります。
反省点としましては、4本指側の縄編みも6目の方が良かったのではとか、掌の部分は鹿の子にした方が良かったのでは、とか。
親指穴も、10目くらい欲しかったかもしれません。8目では、穴の際がすぐ傷みそうです。
一番いけないのは、掛け目→ねじり目の部分ごとに小さく穴が開いてしまうこと。どうにか改良法はないものでしょうか。
さて、次は左手用。対称になるように編むには……?
明日は数時間、スロットを回しながら頭の体操です。