つぶやきで、好評だったので書いちゃおう。
昨日は、知り合いの誕生日のイベントで、１５羽での闘鶏がありました。
普通は１対１で戦いますが、昨日はバトルロイヤル式で行いました。
血統のよい鶏は出せませんから、５才の老鶏で、片眼のボスを出しました。
ボスは、以前１勝はしているのですが、
体が大きいので、なかなか対戦相手が見つからずに、喰い潰しの余生に入っていました。
浪速のジョーみたいで、プライドが高く、気性も激しく、メスにモテモテでした。

朝９時半、参戦者がそれぞれの戦鶏を持って、集まってきました。
町中の人々も、仕事ほっぽりだして、観戦に集まってきました。
・・・・　おい、おまえ、役場勤務やろ。

人の高さ以上の、竹で作られた特設リングです。
さぁ、戦鶏が出揃いました。私の鶏は友人がセコンドしてくれています。
こんなゲームですから、皆さん、大事な鶏は出さないのはわかります。
当然、血統のない地元産の闘鶏も混ざっています。当たり前です。
シャモを持ってきた人もいます。

でもね～～。あれはないだろう！
体は大きいが、短足の食肉用の鶏が、２羽リングの中にいるんです。
すまして、たっているんですわ。
参加者のジョークも、あるのですが。

カ～ン！　ゴングは鳴らされました。
血の気の多い、うちのボスは、森の石松のように切り込んでいきます！
一瞬で１羽やりました。　「よぅ～し！　やったれ～！！」　　私は腹の底から叫びます。
あっちでは、食用鶏は餌をついばんでいます。彼だけはのどかです。
ボスが、浪速のジョーのごとく、次の鶏に向かっていきます。
ジャンプして、キック～！　体制を立て直した時に、そばの別の鶏と目が合ってしまいました。
目が合った相手に向かっていく習性があるので、２羽目をし止めてるボスの背後から・・・
この、卑怯鶏～～！！　・・・・・・　あえなくボスは撃沈。
その間に、食用鶏も打ち果てていました。

飛んで、リングから逃げる鶏。戻しても、また逃げていきました。
最後に２羽残りました。やっぱり、血統のよい鶏です。
お互いに、あっち向いて　「コケッココー」と、鳴いています。
おい、まだ、勝利宣言は早いぞ。　横を見てみろ、横を。
気づきました。さぁ、最後の２羽の戦いになりました。

１５分くらいで、全ての試合が終わりました。
負けると、鶏もエントリーフィーも勝者のモノになります。それが戦いの掟。
私も初めての、バトルロイヤルでしたが、興奮しました。

え、なんで勝負が早いのって？　
付けるんですよ、足の爪に。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ナ○フを