フリマしとって延々と書かれる「わらしべ」について思う事

「わらしべ長者」って知ってる？

昔々ある所に男が居りましたそうな
仕事してもダメ～お金もない～食べ物ももうない～さぁど～しよ～いう男が居ったそうな
「やばいもう死ぬ...神様どうにかしてぇぇ！！」と祈ると
その日の夢に神様が出てきて
「あ～ん？じゃ～明日起きて始めに摑んだ物大事に持ってれ、それでＯＫ」と言うたそうな
翌日起きると男は「夢？えー？夢なの？何なの？」思いながらも起きて..いきなりこける
起き上がって気が付くと手には１本のワラ

「・・・・・・・ワラ取ったどー！」

神様に言われた通りに男はワラを持って町に繰り出しました
「このワラでどこを燃やせというんだ神様よぅ...」何て事を呟いていると顔の前にアブが
しつこく付きまとうアブに切れた男はアブを捕まえワラの先に結びました
「俺様を怒らせるとどうなるか死ぬまでそこを後悔するといい！！」
そのまま１人と１匹で町を歩いていると前方に泣きじゃくる赤ん坊が
不審な男と手に持つ不審物を見た赤ちゃんはピタッと泣くのをやめました
（な、なんだこの男...何持っていやがるんだ....怖ぇ）赤ちゃんは思いました
赤ちゃんは思ったのですがお母さんはそれが好きなのだと勘違い
男にその手に持つものをくれないかと言うも男は拒否
「アナタハカミヲシンジマスカ？オゥ..コレハカミガクレタ秘宝デス」
お母さんとりあえず手元にあったみかんあげるから寄越せと奪取
不審な物を「どうすんのコレ？どうしたらいいの！？」と持つ赤ちゃんと
「じゃ～ありがと～」というお母さんは去っていきました

「みかん...幾つかあるし食べていいのコレ？」迷いながら男はなおも前進
町から外れて少しした所に女の人が倒れているではありませんか
「大丈夫ですか？美しいお嬢さん」格好をつけても不審な男に変わりません
「水....水を寄越せ...」朦朧とした意識の中でお嬢さんは命令
水はないがみかんはあると告げるとガバっと起き上がって...あぁ無残みかんの最期
ふぅ助かりましたとみかんまみれのお嬢さん
男はと言うと.....残骸と化したみかん（皮）を見つめて大泣き
「うわぁぁぁんもうダメだぁぁぁぁ....orz」マジ泣きです、さすがにお嬢さんも心配します
そこまで泣かんでも...と言っても男は一向に泣きやみません
さすがに悪いと思ったお嬢さんは荷物から反物を１つ出して「コレ上げるから」
ピタッと泣きやむ男...「ほんとー？」
「ほんとほんと」反物を渡して即座に立ち去るお嬢さん（賢明な判断）

反物を持って再び前進、前に進んでいるだけで目的地などありませんが
前方に馬とジャパニーズサムラーイが１人、どうしたのかと尋ねると
「馬が疲れて動かなくなった、もうこんな馬要らない」とあんまりなサムラーイ
それは大変ですねぇという無関係顔な男の手元には美しい反物
それを見て閃くサムラーイ
「この馬あげるよ、いい馬だよ、それと交換ね」と男の手から反物を取り上げて
そんなお侍様ご無体なといい寄る男にお侍様笑顔で一言

「五月蝿い！叩き斬るぞ！」

現場に残される馬と男...「じゃ～ね～ありがと～」笑顔で去るサムラーイ

夕方になって...夜になって...星の輝く夜空の下で
馬と..馬の首に抱きつきながら泣く男が一人
「もう疲れたよパトラッシュ」ヒヒーン...そして夜は更けていきました
朝になると...馬はすっかりよくなって歩けるようになっていました
不審な男と元気な馬、さらに前進して行くと別の町に着きました
町を歩いているとその町の長者さまが「いい馬を連れているな」と声をかけて来ました
さすが侍仕様の馬、長者さまも大層お気に入りの様子
半ば拉致されるような感じで長者さま宅に招かれる男
長者さまと男が話している所へお茶を持って長者さまの娘がやってきました
男と娘、互いを見て「あっ」...娘はみかん強奪犯でした
長者さまが娘に顔見知りなのかと聞くと娘は

「道で倒れていた所を親切に助けて頂きました」

としれっと言ってのけます
男何か言おうとするも殺意の込められた笑顔で目を逸らすしか出来ず...
話をきいた長者様は「お～そういう事なら」と２人は結婚する事になりましたとさ
無論「ちょっ！まじで！？」と娘が言ったのは言うまでもなく...

なんの話やったっけ....そうそうわらしべ長者の話、知ってるん？
打算で成金になろういう男の話やなくて単にそうなったいう男の話
わらしべわらしべ言うんやったら来た物拒まず回してみいやいう話やわな～
言葉の意味、考えて使ってますか～？
損したい思ってフリマしてる人なん居てませんよ～？
だいじょ～ぶですか～？
強欲なだけの男には神も誰も手なん差し伸べたりしませんよ～？

文字数的に最後に一言だけ
こんな話書いてる時点でうちも大丈夫やろか...