今現在、金曜日の深夜から『咎狗の血』がTBS等で放送されていますよね。（地域によって異なりますが）

俺はあの作品がめちゃくちゃ大好きなんですよ。

より正確に言えばあの作品の原作のゲームが好きなんですが。
あの作品は元々は18禁BLゲームで、パソコンソフトで５年前にニトロプラスキラルから発売しました。

他のBLゲームとは何処か違う…ハードな世界観とストーリー重視な内容、濃いキャラ設定、従来のBLゲームのテーマとなる恋や愛などとは一線を画す“深い絆”“運命”を描いたテーマ。
発売当時は話題を呼んでBLゲームの中では一位二位を争う程の人気ゲームとなりましたよね。タイトルだけは知っているという方も結構多くなってきたと思ってます。BLゲーム初心者の方も友人にお勧めされたのは咎狗の血だった、という方も少なくないです。



そして昨夜の第６話のアニメ放送…。


やっと黒スケが来たか！！！！！



ケイスケという主人公と幼馴染みのキャラが居るんですが、その声を演じているのが『銀魂』の坂田銀時役、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役としてもお馴染みの杉田智和さんなんです。
原作のゲームでも勿論杉田智和さんがケイスケを演じております。俺にとって大好きな声優さんでありますが、実は俺が杉田さんにハマったのは咎狗の血からでした。

ケイスケは普段はおっちょこちょいで気が弱く、血を見ただけでも吐き気を催し、主人公のアキラの後をついて回るようなヘタレわんこキャラなんですが…ひょんな事からアキラと仲違いしてしまい、帰る場所が無くなったケイスケは咎狗の血の舞台となるトシマという街で流行っているドラッグのラインに手を出してしまうんです。
すると、そのライン独自の独特な効果により、心優しく気弱なヘタレわんこから狂気に支配されたヤンデレと化してしまう…というキャラです。

俺は原作の白スケ（普段の気弱なケイスケ）と、黒スケ（ヤンデレ化ケイスケ）の杉田さんの見事な演じ分けに惚れたんですよね～。
普段のケイスケは本当に優しそうな綺麗な杉田さんボイスだったのに…何故こうなった…という感じに…。杉田さんが演じる狂ったヤンデレがたまりません。



「アキラさぁ…俺のこと嫌いだろ？いつもそんな目で俺のこと見るよなぁ…。なぁ？嫌いなら嫌いって言えばいいのに。…酷いよな、アキラも。今まで…わざわざ俺を見下すために俺と一緒にいたの？」

「飴と鞭ってヤツ？自分は涼しい顔して、バカみたいにうろたえてる俺を気まぐれで助けてやったりして、機嫌が悪くなると突き放して。なんていうんだろうなぁ…ペットみたいなもんかなぁ？面白かった？見てて。気分よかった？こんなペットならもうちょっと側に置いといてやろうとか思ってた？ハハハ…まぁ、どうでもいいか。今はそんなこと」

「なぁ…知ってる？俺が今までに見たことあるアキラの顔。黙ってる顔、怒ってる顔、睨んでる顔…。これだけだぜ？たったこれだけしか―――知らない。だからさ…俺、もっといろんな顔が見たいんだ。笑ってる顔や泣いてる顔も見たいけど、怯えてる顔とか怖がってる顔がいいかな。それから、そうだなぁ…最後に見たいのは死んじゃった時の顔かな、やっぱり」



原作の黒スケの杉田さんボイスの威力は異常。

原作は18禁なので、当然これ以外のキワドイ台詞もキワドイ場面もてんこ盛りです（笑）

ヤンデレを見事に演じ切っていた杉田さんに俺がハマって、そして銀魂の主人公の銀さんも杉田さんが演じていると友人に教えられ、その友人が銀魂を勧めてくれたので…そういう意味でも咎狗の血は俺にとっては特別な作品ですね。
咎狗の血をプレイしていた当時は、まさかここに来てアニメ化になるとは思っていなかったので、またアニメで白スケと黒スケを演じ分ける杉田さんの演技が観れるかと思うと至福です。

アニメでは結末はいったいどうなるのか…。そこが原作ファンとしては不安でしょうがないです。



頼むからアニメではケイスケ死なないでね（号泣）