読書の秋に読みたい本
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/11/11 18:26:50
ネットの「青空文庫」で読書してます♫
しかもmixiの携帯アプリで。
携帯でも読めるようになったのは便利でありがたいです。
著作権の保護期間が没後50年とのことで、続々と保護期限切れの著作物に
出会うことになり、青空文庫に収録されていきます。
ボランティアの方々の尽力なのですけど、いろいろな作品とふれあえるのは
すごく嬉しくなります。
おおむね短編ばかり読んでますが、秋になると読みたくなるのは
宮沢賢治作品。
「銀河鉄道の夜」、「グスコーブドリの伝記」、「やまなし」、「注文の多い料理店」。
ほかに、童話的な「月夜のでんしんばしら」や「どんぐりと山猫」などなど。
毎度、読むたびに新たな発見があり、しみじみと考えさせられる作品ばかり。
作品に書かれている音の響きも心地よくていいです。
「やまなし」は、昔々国語の教科書に登場したんですけど、
近頃は宮沢賢治作品が教科書に出てくることってあるのでしょうか。
「オツベルと象」は道徳の教科書に出てきたような気がするのですが、
「猫の事務所」あたりも、道徳の教科書に出されてもいいように思います。
いまは道徳の時間てなくなってるんでしたっけ? と疑問。
それにしても、賢治の作品は小学生には難しすぎるのではないかと
思えますね。大人が読んでも哲学的な難しさを感じますもん。
哲学と秋というのも合うかもしれませんが。
夢野久作の童話関係もシュールで好きです(・∀・ゞ)
「キャラメルと飴玉」、「お菓子の大舞踏会」などかわいらしい作品。
それと。
坂口安吾の「桜の森の満開の下」がよかったです。
桜の森の情景が鮮やかに感じられて、すっごく印象的な作品でした。
長野県に高遠という桜の名所の湖があって、桜の時期には超混雑してしまうらしく、
まだ訪れたことがないのですが、湖の湖面が桜の花びらで埋め尽くされる光景が、
それはそれはしびれてしまうほどの感動ものなのだそう。
そういう景色を想像させられてしまう、桜の魔力を感じる作品でした。
青空文庫の宣伝のようなブログになってしまいましたけど、
とにかく無料なのがいいです(´▽`✻)