綺麗な黒は私の夢 6
- カテゴリ:恋愛
- 2010/11/06 08:05:13
「美味しー!!!」
何コレ?綿飴だっけ?甘くて美味しい♪
「お前、本当に来たこと無かったんだな…」
「引かないでよ…」
引かないでよ…悲しいじゃない…
「ちょっと、コレ持ってて。」
綿飴とかき氷を渡す。
―第6話―
―縁日―
「おお…」
そして私がやるのは…
射的だ。
「何コレ?面白そう!」
「射的だよ。欲しいモノをそこにあるので、当てて倒すのだ。
そしたら景品ゲットだ…1回200円だよ。そうそう、弾は3発までだよ。」
「なるほど…」
なるほど…基本欲しいモノは重い物だからか…
重力のことも考えたら、箱の上の方を狙うということ…
「明日香…?」
「うん、分かった。はい、200円」
射的のお店のおじさんに渡した。
「じゃあはい」
銃らしき何かを手渡された…
「うー…何かぶっそうなの…」
とは言いながらも、銃らしき何かを構える。
ひとまず…ココはつわもの狙うべき…
しばらく考えた結果、的は、ゲーム機だ。
ちょっとした暇つぶしには使えそうだし…
バンッ!バンッ!バンッ!
「どうだ?」
ゴトッ
後ろに物が倒れる音がした。
「やった…?やった!!」
嬉しさのあまり、右隣にいた誰かに抱き付いた。
ギュッ
「あっ!!ごごごご、ごめんなさい!!」
すぐに手をはなし、深々と頭を下げた。
「何だよ?改まって…?」
抱き付いたのは、どうやら厚樹君だった…
「でも、ゴメンね…本当に…」
「あっ…あぁ…」
「はい、射的の景品」
いつ言えば良いのか分からなかったような表情をしながえら、
景品を差し出した。
「あっ、はい。」
景品を受け取る。
嬉しいことに、袋つきだ♪
「じゃあ、さっき持ってもらってた、綿飴返して。」
「おぉ」
綿飴をぶっきらぼうに差し出した。
「持っててありがとう(ニコ」
「おっ…おう…」
顔をそらし、どんどん声が小さくなっている…
どうかしたのかな…?
――――――――――――――――――――――――――
「ふー!楽しかった!!!」
私は身体を伸ばす。
「・・・」
しかし返事は返ってこない。
しばらくこの状況が続く…
「「あのさ!!」」
「厚樹君からどうぞ…」
「いや、明日香から…」
「「・・・」」
そしてまたもや沈黙…
「じゃあ、俺から…」
「うっ…うん…」
何か何かあるような…
「なぁ、お前は10年前、誰かにいじめられてたよな?」
「えっ?」
何で…何で知ってるの…?
「そんで、明日香をいじめてた奴を黙らせた奴居たよな?」
それは…あの時の子だけ…
皆が言っても何も言うことを聞かなかった…
「それは…俺だ…」
「えっ…」
「ずっと…探してた…」
「はい…?えーーーーーー!!!!」
―第6話―
―縁日―END
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- 藍‐アイ‐部長
- 2010/11/07 16:00
- 一揆読み中b
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