ザ・シーカー 光の六つのしるし
- カテゴリ:映画
- 2009/03/14 18:18:44
自宅鑑賞メモ。
スーザン・クーパーの壮大なファンタジー小説「闇の戦い」シリーズの第1巻の映画化。
小学生のころから原作のファンなので観たかったのだけれど…。
原作ものの映画化で起こりがちな原作のダイジェスト版になっているのでも、
アイディアだけを取ってるっていうのでもなくて、別もののファンタジー風映画になってました。
同じ児童書原作の映画化もののナルニア国物語やハリー・ポッターシリーズとは、比較レベルにいません。
アメリカからイギリスにやって来たなんだかいつも口が半開きの主人公の少年が時空を超えて、
全部そろえたら無敵アイテム(笑)”光の六つのしるし”を約100分の間に6つとも集めます。
敵は、地上を滅ぼすとか言ってる馬に乗った黒服の男とカラスと犬。
なにも考えずになんとなくファンタジー雰囲気を味わうくらいにはいいのかも?
でも、あの原作を使って物語の世界観やスケール感が皆無って、想像を越えました。
ぽかーんと観ていたら、映画が終わりました。
ま、いっか。
【THE SEEKER: THE DARK IS RISING】2007アメリカ
原作は英国の伝承とアーサー王伝説を下敷きに現代イギリスを舞台にしたハイファンタジーです。
<闇の戦いシリーズ>5部作/スーザン・クーパー
「コーンウォールの聖杯」
「光の六つのしるし」
「緑の妖婆」
「灰色の王」
「樹上の銀」
序章の第1作は学習研究社、本シリーズの2~5作は評論社。
改訂新版が出ているんだけど、版権の違いのせいなのか、やっぱり分離したままです。
評論社の翻訳を手掛けられた浅羽莢子さんは2006年に亡くなられました。
新版改訳「樹上の銀」の途中でした。
とても残念です。海外翻訳もの読者にとって大きな損失です。
多くのファンタジーやSFやミステリの翻訳を手掛けられた方でした。
>アリシアさま そういえば、「ファンタスティック!」のドクター・フーでしたねー。
>楓サマ 製作側の問題もあったみたいです。”イギリス”っぽくするのは嫌だったらしいです。
なんか、あったな…なんだっけな?宮部みゆきのブレイブストーリーなんかも、めちゃくちゃ早く集めてましたね、そういや。
たった100分の間に集められるのかな??って疑問に思いました。
でもなんか見つけ方が「苦労してやっと1つ見つけました!!」じゃなく
淡々と見つけていったので「もう、6つ見つけちゃったの!?」って思いました。
悪い敵の人(名前忘れちゃいました)、「ドクター・フー」に出ていた人だったので
そこだけ嬉しかったです (^_^)
アメリカでは興行成績が悪かったみたいなので続編はつくらないらしいですよ。
中々面白い作品でした