私が私でいること。
- カテゴリ:日記
- 2010/11/04 22:10:23
デビュー作 『KAGEROU』 でポプラ社の小説大賞を受賞した、水嶋ヒロ。
なんでも、賞金二千万を辞退し、
さらに多くの作品が生まれていくための有効利用に!とのこと。
偽善だとか、おごりだとか…
あれが彼の自然体だとか…
私の周りでも小さな論争が起こっている。
だれもみな自分自身は可愛いもの。
会社、ご近所、ましてや恋愛において
偽善ぶらない在りのままのスタイルの人がいったいどれくらいいるのかな?
世間のしがらみの中で
アイデンティティを個性だと主張できる人がはたしているものなのだろうか?
ましてや、それを主張したからといって何が変わるのか?
私が私でいること。
簡単そうでむずかしい。
自分が自分でいること。
それに何の意味があるんだろう?
おそらく自分は相手に対して心を許さない限り偽善だろうな。悲しいことだ…( ̄ー ̄A
哲学的だ。
「海の深さ、海のこころを」
は、
「百尺下の水の深さ、水のこころを」
でした。
偽善だとか、おごりだとかいいではないですか。
人がなんと評価しても関係ない。
生きているのは、わたしです。
信じる道を行くのです。
意味があるから生きるのではないように思います。
吉川英治の「宮本武蔵」の一節を思い出します。
「波ざいは、世の常である。波にばかされ、雑魚はうたい、雑魚は踊る。
されど、たれが知ろう、海の深さ、海のこころを」
貰っておけばいいのにぃなんて私なんかは思ってしまうんですが(-_-;)
あれが彼の自然体なんですかね?
あまり世間体を気にするような方ではなさそうなので、偽善とかではなく本心から。
すごい方ですねぇ
「私が私でいること」って難しいと言うよりも「私って何?」って感じです・・・
自分が一番自分を分かってないような気がします↓↓