ラーメンの話
- カテゴリ:日記
- 2010/11/04 18:22:28
彼女は、彼の言ったことがすぐには理解できなかった。
「別れたいって……どういうこと?」
彼はすぐには答えず、どんぶりを持ち上げてスープをすすった。
週末の夜、店内は客で混み合い、カウンター席のすぐ隣に座る彼が、立ち込める湯気の中とても遠くに感じていた。
「ねえ、どこがダメなの? 私の何がいけなかった? 言って、直すから。必ず直すから……」
彼の腕にすがるようにして懇願する彼女を一瞥して、彼はどんぶりを置いて溜め息をついた。
「必ず直すから……か。そういうところがいけないと思うんだ」
「……どういうこと?」
「付き合い始めてから、君は本当によく僕の好みに合わせてくれた。服や髪型も、食べ物の好みも。
でも、君の好みはどうしたの? 自分を主張しない、君は僕の影みたいだった。
僕は自分のクローンのような女性を恋人に欲しいとは思わないんだよ」
「……私がそうしたいと思うからそうしたのよ。それが私の意志だったの」
辛うじて呟いた彼女の声は、弱々しかった。
彼女は彼にすり寄った姿勢のまま、空になった彼のどんぶりをぼんやりと眺めた。
このどんぶりが再びラーメンで満たされることは、もうないのだ。彼はもう、店員を呼んでおかわりを注文することはない。
「早く食べないと、のびるよ」そう言い残して、彼は伝票を手に取り、立ち上がってレジへ向かった。
彼女の前に置かれた塩ラーメンのどんぶりには、まだ半分以上の麺が残っていたが、彼女はもう口をつけなかった。
そう言えば、「あんまりこってりしたラーメンを食べる女性は好きじゃない。塩ラーメンくらいが可愛いね」と言ったのも彼だった。
油の浮いたスープの中に、ぽたり、と一滴、涙が落ちた。
……なんだこれ。
ラーメンの話にしたらと言われたものの、現代を舞台にした小説のネタが浮かばず、
やむなく宮部みゆきのある短編小説の一場面を、うろ覚えで適当にパロってみたのだが。
ちなみに本来の舞台はバーです。ラーメン屋で別れ話するカップルって。
そして文章力のなさを露呈。全く推敲してないということを考慮に入れても、これはひどい。
そう言えば、ストーリーをちゃんと書くのって久しぶりすぎるわ。
あ、ルネのウィッグが届いた。わーい。これで一応の完成。
男子「うっわ なにしやがんだー」
女子「うっせーよ しるがチビっとかかたぐれーで ガタガタ言うんじゃねーよ」
男子「なんだと くらぁ!!」
女子「うわっ あたいのラーメン こんなんなちまったな おめぇ-のくれや!」
男子「ざけんじゃねぇーよ!!」
と言ったか言わないうちに
彼女の得意なハイキックが彼のこめかみを直撃
さっさと彼のラーメンを食べて店を出て行きました
みたいな 派手なのにしてよぉ^^
おっ 人形できたの?
アップしてねぇ
つーかさ
ローティーンが夜中の一時に伝言て・・・
そんな世の中なのかねぇ