【あらすじ】京都にて慶喜の御前で薩摩の島津久光、越前の松平春嶽、土佐の山内容堂、宇和島の伊達宗城が会し、世に言う四侯会議が行われた。しかし長州を許せ、神戸を開港せよなどと勝手なことばかりを言う島津の独壇場となり、容堂は会議の終結を見ずに土佐に戻ってしまう。一方龍馬は今まで各地で様々な人々から聞いたことを参考に、京都に向かう船の中で新政府の方針を示した８つの案をまとめ、同乗していた後藤に見せる。後藤はこの案を容堂に見せることを約束する。これが船中八策であった。

【感想】・政権を朝廷に返上し政令は朝廷から出るものとする。・上下院を置き議院による合議で何でも決めること。・有能な者は身分を問わず採用し仕事を与え、有名無実の官位は廃止すること。・外交については議院で話し合い、平等な条約を結ぶこと。・古い律令は廃止、新しく基本となる法律を決めること。・海軍を拡張すること。・帝を守るための軍隊を発足させること。・外国との貿易では通貨を平等にすること。船中八策ってこんなところですかね。今見るとかなりふんわりとしてますが、当時はかなり先進的な考え方だったのでしょう。今ですら既得権益を死守しようとする人種が日本中に蔓延っているのに、当時３００年近く続いた徳川の世で、このふんわりとしたまったく新しい世界を実現してしまった明治政府ってやっぱりすごいわ。まぁ今から見ると、帝や軍隊という存在をまったく疑ってもいないところとか、選挙権についてまったく触れていないこと(ドラマでは関係ありそうなことを言ってましたがどう見てもそれについて書いてある部分がない)など、不備な点はいくつかありますけどね。まぁこんだけ先進的な考えを持っている人物は、命狙われて当然だなぁと思いますよ。本人も命を狙われるくらいのことをしないと日本は変わらないと言ってましたしね。初めてこのドラマで龍馬が名台詞を言った気がするｗ 今回初めて出てきた大久保さんは、どうやら龍馬を目の上のたんこぶ扱いしてるみたいで、一応龍馬暗殺はこのドラマでは見廻組説をとるらしいですが、裏で糸を引くのは薩摩にするんじゃないかと思えてきました。最近の後藤のデレ方を見てると、後藤説はないかなーと。もう完全に龍馬におんぶにだっこですよね。

【あらすじ】アンクはカザリの罠に嵌まり、ウヴァに襲われるが、持っていたコアメダルを２つ飛ばして、ウヴァがそれに気を取られている間に逃げることに成功する。しかし受けたダメージは大きく、手だけで移動しようとしたら子供にツチノコ扱いされ石を投げられたため、仕方なく本体に戻った。一方ガメルとバッファローヤミーを撃退した映司は、周囲の混乱をよそにまだ小競り合いを続けていた武と桃子を止めに入る。しかし桃子は武が当てたクジのカードを持って逃げ、橋から川に投げ込んでしまう。

【感想】これ何て芝浜。いい夫婦じゃないですか。何とかうまくまとまってよかったよかった。映司もついにクスクシエで働くことになったし。アンクはどうするんだろう？ アンクだけまだ野宿？ｗ ガメルのヤミーは、セルメダルを集める能力がないということは、戦闘に特化したタイプなんですかね。メズール達が役立たずのオバカサンを大事にするわけないし。オーズに負けて敗走してるシーン、可愛かったですねｗ　めずーるーー(泣)とか言いながら。ほんとに子供だわ。ガメルがオバカサンならガメルが作るヤミーもオバカサンなんですね…。ところで今回わかったのは、グリードの力関係。メズールは姐さんタイプのリーダー的存在で、カザリは知将タイプで恐らくウヴァをバカにして自分が上だと思ってる。ウヴァもカザリと同等かそれ以上だと思ってる。ガメルは皆のマスコット的存在。アンクはこの中だとどうだったんでしょうね。カザリがアンクは一番賢いと言っていたから、メズールと同等くらいだったんでしょうか。だから１人だけ離反したのかも。まぁでも今回カザリの罠にまんまと嵌まってしまったし、鴻上の策略に見事に嵌まったこともあったので、最近いいとこなしですよね～。アンクは賢いかもしれないけど、プライドが高すぎるのが彼の賢さをジャマしてそうだな。強すぎるプライドほど厄介なものはないですからね。それはそうと、過去のオーズとグリードの戦いが回想シーンみたいな感じで出てましたが、なんかヨーロッパぽくなかったですか？ｗ 日本とは思えない。彼らはヨーロッパで活躍していたのか？ にしてはバリバリ日本語ですよねぇぇぇ。８００年前といえば日本ではちょうど鎌倉幕府が始まった頃。寝殿造りの建物でも背景にすればよかったのに。このへんがちょっといい加減ですよねぇ。