Nicotto Town


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レインボーフェザードラゴン その11

夢のネタ提供 ラト
原案夢に見た方 Yureさま
アレンジ ラト
メイド部隊原案 Yureさま

え~、Yureさんがご覧になった、楽しい夢をもとにお話作ってみました。
テーブルトークRPGの旧ソードワールドの魔法や設定をお借りしました~♪



「なんてことだ・・・」
私は、七色の巨大な鳥を見上げてそう呟いた。
巨大なレインボーフェザードラゴンは、大きく口を開けて月に向かって咆哮した。
「グエエェエエ~」
足元に寝ているレインボーたちの鳴き声が可愛く思えるほどの、凄まじい声だった。
まさか、これほど巨大な鳥が出てくるとは・・・。
この鳥の生態はまだまだ謎だらけだったのだ。
成鳥と思われた2メートルサイズの鳥が雛鳥だなんて、誰が想像しただろうか。
親鳥は動きこそ鈍いけれど、あれに襲われたらひとたまりもない。
「みんな、ここは一旦引くぞ。ユライアさんを守りながら撤退だ」
私はそう叫んで、剣を構えなおした。
ここは依頼主の安全が最優先だ。
せっかく捕獲寸前だったレインボーだけど、あきらめざるをえない。
私たちだけで、あの大物を倒すのは・・・悔しいけど無理なんだ。
「了解した。さ、ユライア殿」
冷静なアイリスが、呆気にとられた様子のユライアさんをそっと連れ出そうとしている。
まっすぐにこちらを睨みつけている親鳥を牽制しつつ、私はユライアさんの方を振り向いた。
アイリスとカメリアが2人がかりで、彼女を抱え込んでいる。
リリーがその前に弓を構えて立っている。
そのまま、じりじりと進んでいる。
「みんな、早くしろ!」
私はその様子にじれて、大声で叫んだ。
この声に正気づいたのは、ユライアさんと親鳥だ。、
巨大なレインボーフェザードラゴンが、ゆっくりと1歩を踏み出した。
「さ、ユライア殿、早くここから離れましょう」
「危ないですから、今のうちに」
恐怖で固まっていたと思われたユライアさんは、フリーズが溶けると同時に、両の目をキラキラさせて頬をほんのりと紅く染めた。
初恋の君を見る乙女もかくやの、初々しい表情だった。
「えええ~~~っ、そんなぁ~。あんなに可愛いくて綺麗なレインボーちゃんを連れていかないなんて、いけませんわ~」
場違いな彼女の黄色い叫びに、私はその場に座り込みそうになった。
この期におよんで、あれを「可愛くて綺麗」と感じるユライアさんの感性に、すっかり緊張を解かれてしまったのだ。
文字通り巨大なあの七色ドラゴンが、可愛くて綺麗に見えるのか?
「いゃあぁあん♪ あれを料理できるなら、全財産を引き換えにしてもかまいませんわ~♪」
見えているらしい・・・信じられないけど。
それどころか、料理の素材として認識している。
・・・恐れ入る料理人根性だ。
ここまできたら、まさしく神の領域に踏み込んでいるのかもしれない。
アイリスもカメリアも、そしてリリーも、あまりなユライアさんの言動に、その場にフリーズしている。
いやいや、ここで私までフリーズしてはいけない。
ユライアさんを守らなければ!
「みんな、しっかりしろ!ここは、私が囮になって時間を稼ぐ!その間に、担いででもユライアさんを避難させろ!」
私の叫びに真っ先に反応したのは、カメリアだった。
すぐさま、アイリスとリリーの頬をたたいて正気づかせた。
「呆けてる場合じゃない。行くよ!」
その間に私は、巨大レインボーとの距離を縮めた。
巨大レインボーの動く速度は遅い。
ここになんとかできるチャンスがありそうだ。
相手の首が届くか届かないかの位置まで進んで、私は再び剣をかまえる。
「さあ、お前の相手はこの私だ!かかって来い!」
腰をおとして爪先立ちになり、どこへでも動ける態勢をとって鳥を挑発する。
巨大レインボーの注目が私に集まる。
「さあ、来い!」
今夜2番目の戦いが始まった。


たいへん。お待たせしてすみませんm(^^;)m

アバター
2010/10/21 16:54
らてぃあさま
ドラゴン・・・そうだよな。そういってもおかしくないかもw
モデルはティラノサウルスレックスだから^^;
でも、あくまでも鳥なんですよw
アバター
2010/10/21 16:52
むたにゃんさま
完結やなんて、とんでもないw
私生活であれこれあって、ちょっと間遠になっただけ^^; すんませんでした^><

う~~ん。まず『食べる』ありきだから難しいかもw
アバター
2010/10/21 11:06
そうか ドラゴンなんですね。
大きめの駝鳥じゃないんだ。
アバター
2010/10/21 09:56
ラトさんの中で完結して終わってしまったかと思ってましたw

レインボーちゃん達に愛着が湧いてきてしまったので
何とか捕まらない方向にお話しを変更していただけないでしょうかねぇ?(;´▽`A``
ユライアさんが嫌いになりそうですww
アバター
2010/10/20 23:07
沙羅さま
マダムユライア・・・向かうところ敵無しやないかとw
ここまできたら、もはや怖いもんなしやろうね^^;

雛鳥の小悪魔風丸焼きって料理食べたことあるけど、あんな感じかなあと想像w
親鳥は、まさしく地鶏のローストチキンかもしれない。
・・・夜中にお腹がぐう~とゆうw
アバター
2010/10/20 23:04
マッサリーノ♪。さま
ありがとう^^
なるべく早くアップしますwww
アバター
2010/10/20 22:49
Yureさま
お待たせしました~w
私の場合は、大きなはまち(ぶりといってもいいような)を前にして・・・
どうやって捌くかの~と悩んだ若かりしころの思いと共通するのかな~w
ちょっと方向は違うけども。にしても10キロのターキー、食べてみたいw
食意地は世界を変えますなあ^^;
アバター
2010/10/20 21:16
ユライア様、天晴!!
何て見事な料理人根性なんでしょ♪

雛鳥も柔らかくて美味しいやろうけど、親鳥の身は引き締まって筈やし
旨味も十分にいきわたってるんやろうな~~
あかん、ケンタッキーのフライドチキン食べたくなってきたwww
アバター
2010/10/20 21:07
続き、楽しみ~ww
アバター
2010/10/20 20:41
・・・生まれて初めて、調理前の特大七面鳥(内臓処理済み約10kg+)を前にしたときの感動を思い出した私です。 いえ、ほんとに(笑) 巨大な肉塊も、「すんばらしくおいしいごちそうになるんですのよ~!」 ・・・食い意地はすべてを凌駕します ^^;;;
 



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