合衆国壊滅/M10.5
- カテゴリ:映画
- 2010/10/18 22:56:28
海外ドラマ観了メモ。
大地震パニックのミニドラマシリーズ。
「合衆国壊滅/M(マグニチュード)10.5」
「合衆国壊滅 II/再襲来!M(マグニチュード)10.5」
シアトルでマグニチュード7強の地震が発生したのをきっかけに、
北カリフォルニアで巨大地震の連鎖が次々と・・・
ⅡはⅠの直後から続いています。
Ⅰが「アメリカ西海岸壊滅」、Ⅱが「アメリカ壊滅するかも?!」
お金をかけたB級映画という雰囲気です。
1台のバイクに視点をあわせた冒頭の最初の地震のシーンはけっこういいなと思いましたが、
流行の映像手法やドラマの常套手段に、ステレオタイプのキャラクター、
どこかで観たような映像の連続とドラマのしらじらいしい演出は、ちょっと鼻につきます。
それでも、それぞれ3時間近い時間を、それほど退屈させずに引っぱってまとめてありました。
ヒーローものではないし、ヒーローの自己犠牲によってすべてが解決したりはしませんが、
両作とも「私がヒーローで最後は死にます」と貼紙が付いた登場人物が亡くなって終わります。
ⅠとⅡで死ぬヒーローが対照的な立場とキャラククターなのと、
Ⅰで、困った時の核頼み的に核を爆発させて最悪の状況を回避してた合わせ埋め合わせなのか、
Ⅱは、地割れから原子力発電所を守るために必死になるのも、皮肉で面白かったです。
リアル感はないのですが、Ⅱでは救助活動のシーンにもかなり時間が割かれます。
命を救った人数の2倍の救助隊員が亡くなっている・・・、というシーンが印象的でした。
よき父でよき夫で温厚そうな大統領が、私の趣味に合わず、つまらなかったです。
担当者へはタイミングを見計らって適切なアドバイスと励ましを。
なんだか、社内研修用DVDに出てきそうな良い上司像です。
俳優さんは、スターゲイト・シリーズのランドリー将軍を演じている方なのだけど、
ランドリー将軍をそのまま大統領にしてくれた方が、もっとよかったのにと思ってしまいました。
テーマが壮大なので、ついあれこれ不満を持ってしまいますが、
テレビドラマとしては、期待しすぎなければ、それほど悪くないと思います。
かなりあやしい科学考証は別にして、人類の力ではどうにもならない自然の脅威や、
アメリカの広大さはものすごく感じられます。
原題は「TEN POINT FIVE」と読みます。
【10.5】2004
【10.5: APOCALYPSE】2006
エメリッヒ監督の「2012」並みに地球壊滅してそうなのにねー(笑)
マグニチュード7の 30X30X30X15倍のエネルギー
7が30X30X30X15回
それは壊滅しちゃうーー