Nicotto Town



コンコルド広場の椅子


ソンケーする作家の故:日野啓三先生の対談集を読んだら。対談相手がソンケーする画家の故:東山魁夷先生だった。
そしてそこで東山魁夷の作品について語られる。
そして後半「コンコルド広場の椅子」について触れられる。
実はこの作品については知らなかった。
東山魁夷と言えば。どことなく幻想的で圧倒的な自然を描く。そんな東山魁夷が無生物、パリ:コンコルド広場の椅子を描き、詩を書いたという。

画家としての修業はドイツから北欧でやったという東山魁夷だが、パリに行かないこともない。
コンコルド広場に差し掛かった時、いくつも置かれてる椅子が話しかけてきたという。
おお、すごい 東山魁夷ともなれば無生物のメッセージもキャッチできるのか。

かくしてその他の本も含めアマゾンで入手
(このようにして私の読まなければならない本は無限に増えていく)

届いた白い本の表紙にはシンプルに緑の椅子のみ。
でも、それだけでも色彩感覚が違う。存在感がある。
本を開けば2~4行、多くても7行の椅子からのメッセージがつづられる。
そして簡潔で存在感のある椅子たちの絵

椅子たちは静かにパリの生活と観光客、パリの歴史を見つめる。
そしてある夜、椅子は夢でパリの空へ舞い上がる。
くるくるとパリの街を飛び回る椅子たちの絵。
やがてコンコルド広場に帰ってきて 椅子たちは語り終える。

いい本でした。

アバター
2010/10/20 21:34
語らぬ椅子が語り終える・・・
それ程に存在感がある椅子なんですね❤
幻想的って言うより無限に想像力をかき立てるんですね~
らてぃあさんの説明も素晴らしいです(^-^)
アバター
2010/10/18 23:32
最近、時間に追われ本読む時間がないんだよねー。



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