数年前のこと。横浜の駅で、すごーい人に会ったお話です。
ホームで電車を待っていたんですが、
隣に立ってる女性の姿に、あっけにとられたのです。
その人は、20代前半くらいだと思われますが、細身なのに、かなり胸が大きな方でした。
（←巨乳と書けば、簡単にすむ話なんですが、巨乳と書くのがとても恥ずかしくて、っと、
２回も書く破目になっているあんたはあほか？）
それなのに、胸元が大きく開いた露出の激しいキャミソールを着ていたのです。
まぁ、それくらいなら横浜では、珍しくないのですが、
なんとこの人、その胸の谷間に切符（ＪＲの特急券と乗車券の大きいタイプ）を
差し立てていたのです。
へーぇ、そんな使用方法あるんだね。って、感心している場合じゃありません。
なんじゃ、この子！峰不二子？！（←峰不二子がそうやってたかは些か疑問？）
いやいやいやいやいや。何、何、何！（←動揺しすぎ）
かねてから私は、ロンハーのチラ見したら点数が下がる、
あの企画にダントツで優勝する自信があったが、
それにしても、これは、なんじゃ。挑発にも限度が、、、

と、そのとき、その子が突然、こっちをふり向いたのです。
私は、一瞬、青木さやかの例のセリフが脳裏をよぎりました。
あんど、ビンタぐらいは覚悟しました。
ところが、
「新横浜へ行きたいだけど、このホームでいいの？」
と、その予想に反する甘い声での質問。
その不意を突かれた質問に私は、
「えーとー。」
いったい何オクターブ上の声がでたンだろう？まるで、ソプラノ歌手に鞭を入れたような。
咳払いをし、気を取り直して説明するが、滑舌の悪いこと、悪いこと。
その子は、そんな滑舌の悪い私の説明でも
「ありがと。」と、ニコっと微笑んで、元の方向をむいたのだ。

完全なる敗北。

ああー、ああー、ああーーーーっ。
こんな場面でも低い声（バス）でクールに答えられる
ジェ、ジェ、ジェントルマンになってみたい。
と、宝くじに当たる確率なんかよりさらに困難だと思われる
祈願をする私なのでありました。