今や電報と云えば、結婚式とかでしか使われないのかなぁ？
学生の頃、私は、よくこれを告白やデートの誘いに使用していた。フフ＾＾
一昔前は、電報は、不吉な知らせを伝えるツールでもあった。
古い映画で、おなじみの。
ハハキトク、スグカエレ。
などである。
私は、それを利用した確信犯であったのだ。

彼女の家に突然、電報ですとNTTの人が現れる。
大抵の人は、不吉な予感がした上で、それを読む羽目になる。
えー何？
読むと。
「○○サン、アイシテル。」
「○○サン、タンジョウビオメデトウ。」
「○○サン、○○ヘ、ショクジニイキマセンカ。」
と、書いてある。
これが、緊張と緩和になるのだ。
今、考えれば、無邪気なバカである。

しかし、これには二つの課題があった。
ひとつは、本人が家にいる時間に着かなくてはいけないこと。
留守についても意味がないのだ。
この時間が問題で、夜遅すぎるとしゃれにならないし、
かといって、早いと帰宅していない可能性がある。
これについては、いつも届くまでこっちがドキドキしていた。

もう一つは、私が無知だったのだけど、電話でその電文を
申し込んでいたのだ。
後から、NTTで書面で頼むシステムが、あったことを知り
愕然としたものである。（今なら、ネットでできるけどね）

電話で申し込むと何が起こるか知ってます？
それは、電文を見知らぬおっさんにのべて、（それだけでも赤面ものなのに）
その電文をそのおっさんに確認リピートされるんだよね。
恋の為とはいえ、なんでもありの昔の勇敢な私に敬礼です＾＾