フェアリーテイル ~恋花火14~
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/26 22:57:26
「戦闘終了」
グレイ「カトレア……」
ハイル「何故だ……そんなにもボロボロなアナタに何故この僕が勝てない?どうしてどんなに痛めつけても立ち上がるんだぁ!!!」
グレイ「こんなもん…カトレアの痛みに比べれば……」
ハイル「カトレア様の痛み?ふ、ふざけるなぁ!!貴様に何がわかる!!!カトレア様の何が!!」
グレイ「知らないぜ……知ってなきゃ好きになっちゃいけねぇのかぁ?」
ハイル「黙れ!!僕はずっと共に道を歩んで来た…幼い頃からあの方のためだけに生きて来た……いつしか恋心が芽生えていた!!あの方も同じだと思っていた…しかし、あの方は僕に何を言わず出ていかれた……家庭が複雑なのも窮屈な思いをされていたのは分かっていた……だからこそ話て貰いたかった……なのに…」
グレイ「分かっていた?思っていた?だったら………何で行動に出なかったんだ!!!そんなに気づいてたんなら行動すりゃ良かったじゃねぇか!!!!何も言わなくても助けられただろ?それなのにお前は待つばかりで何もしなかった!!そうじゃないか?」
ハイル「だ、黙れ!!!」
見えない剣できりつける。グレイは交わす
グレイ「お前は臆病なだけだ…相手を助けたいし自分の気持ちにも気づいて欲しかったけれど……その思いを拒まれるのが怖くて逃げていただけの臆病者だぁ!!!お前の思いは知らず内に偽りに染まったんだぁ!!」
ハイル「黙れえぇぇぇえええ!!!!僕の思いは本物思いはだぁ!!!」
グレイ「なら…真っ正面から来いよ……なら最後まで諦めんなよ!!!俺はカトレアが好きだ!!!だから負けない!!!!!アイスキャノン!!!!」
ハイル「カトレアさぁまぁぁぁぁあああ!!!」
ハイルは飛ばされる。
グレイ「思いは伝わるんだ…」
ナツ「グレイ!!!」
グレイ「ナツ?」
ルーシィ「何があったの?今凄い音したけど」
エルザ「無事か?」
ハッピー「あい!」
グレイ「みんな…なんでここに?」
ナツ「馬鹿野郎おめぇが心配だからだろ!!」
ルーシィ「そうよ!まったく心配かけて」
エルザ「帰って傷が癒えたらゆっくり自重を聞かせて貰うから覚悟しておけよ!!」
ハッピー「取りあえず無事でよかったね!」
グレイ「いや!!全然よくない……カトレア!!!」
ルーシィ「カトレア?」
ナツ「誰だ?」
グレイ「カトレア!!」
エルザ「酷い傷だな…これはもう……」
グレイ「まだだ!!まだ助かる!!!止血しなきゃ!!」氷で止血
ルーシィ「グレイ…」
グレイ「おいカトレア!!」
エルザ「グレイ!!この子が誰かしらんが……もう…」
グレイ「うるせぇ!!!まだだ!!!」
ルーシィ「グレイ!!気持ちは分かるけど…」
グレイ「何の気持ちが分かるだよ!!」
ハッピー「グレイ?」
グレイ「………わりぃ……」
カトレア「グレイ……」
グレイ「カトレア!!!」
カトレア「私…まだ生きてる?」
グレイ「あぁ!!まだ生きてる!!!!」
カトレア「そう…じゃあちゃんとサヨナラ言える…ね」
グレイ「なんだよそれ…」
カトレア「ハイルは?」
グレイ「倒した」
カトレア「あの人にも悪い事しちゃったね…あんまり怒らないであげてね…悪いの…私だから」
グレイ「あぁ…」
カトレア「えへへ…そろそろ時間かな?」
グレイ「カトレア…行くな……約束しただろ!!花火見るって…ラムネ飲むって!!」
カトレア「覚えていてくれたんだ…」
グレイ「当たり前だろ!!」
カトレア「うん…ありがとう…ごめん……破って」
グレイ「許さない」
カトレア「許してよ」
グレイ「絶対許さねぇからな!!」
カトレア「うん……」
グレイ「カトレア」
カトレア「大好き…」
グレイ「カトレア……俺…カトレア?」
カトレアはゆっくりと目を閉じた。
グレイ「まだ何にも云ってないよ…カトレア!!!!」
次回
グレイ「カトレア…」
ナツ「早いな…」
エルザ「後で…」
グレイ•カトレア「次回 恋花火」


























