フェアリーテイル ~恋花火13~
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/25 21:11:10
「激怒」
錆ついた倉庫内に生臭い血の匂いが漂う。
ハイル「どうしてこんな事に・・・・・・」
~祭り会場~
ルーシィ「どうしたの?ナツ!!」
ナツ「グレイの血の匂いがすんだ・・・しかも凄い大量に・・・」
エルザ「なに?」
ナツ「間違いねぇ・・・ここからちょっと行った辺りから匂う」
ハッピー「それったやばいの?」
ルーシィ「生死は解る?」
ナツ「解んねぇ・・・」
エルザ「急ぐぞ!!」
全員うなずく
~港倉庫~
グレイの目の前が赤く染まる。
グレイ(俺・・・刺されたのか?痛みが感じ無い・・・死ぬのか?)
カトレア「グ・・・・レイ」
グレイ(カトレア・・・いつもより元気無い?そうだ・・・早く立たないと・・・守らないと・・・・あれ?)
「なんだ?こら・・・・・・あれ?おかしい・・・・カトレア・・・何で?」
グレイの上に倒れこんでいるカトレアに気付く
グレイ「カ・・・トレア何で・・・・・・」
カトレアに手をさしのばすと・・・
~ナツ~
ナツ「なんだ?」
ルーシィ「どうしたのナツ」
ナツ「グレイの血の中から別の血のにおいが・・・グレイ!!」
~港倉庫~
グレイ「嘘・・・だろ?」
カトレア「グ・・・レイ・・・・無事?」
グレイ「何で」
カトレア「元は私が元凶だから・・・それにグレイに傷ついてほしくないから・・・」
グレイ「んなのどうでもいい!!俺はお前を・・・・」
カトレア「ありが・・・とう・・・グレイ・・・・私・・・グレイに逢えたおかげで・・・・おかげで・・・沢山の幸せに巡りあえた・・・・」
グレイ「解ったから・・・もうしゃべんな・・・・そんな言葉聞きたくねぇ」
カトレア「聞いてよ・・・・だってこれがさ・・・・」
グレイ「それ以上言うな!!最後じゃねぇ!!!早くここから出て傷直してそれから言え!!!」
カトレア「・・・・泣いてるの?」
グレイ「カトレア」
カトレア「泣いたら傷に触るよ・・・・」
グレイ「こなの痛くねぇ・・・本当に痛いのは・・・・お前を失った後だ・・・・・・」
カトレア「上手い・・事言っても・・・駄目だ・・・よ・・・もう少し・・・・一緒にいたかった・・・・グレイと・・いたら・・・幸せになったよ・・・私」
グレイ「幸せにする!!!誓っただろ?」
カトレア「う・・ん・・・ありがと・・・う・・・・嬉し・・かった・・・・・・ご・・ごめんね」
グレイ「カトレア!!」
カトレア「・・・・・・・・」
ハイル「・・・・・・カトレア様・・・・どうして・・・・」
グレイ「カ・・・ト・・・レア・・・・・」
ハイル「もう・・・いいです」
グレイ「!?」
ハイル「所詮この程度の女だったて事ですね」
グレイ「あ?」
ハイル「ハァ・・・僕の苦労が水の泡です。安心してください・・・すぐに送ってあげますから」
グレイ「ふざけんな・・・・・」
ハイル「はい?な!?」
ハイルの体が宙に浮く。
ハイル(な?何?)
グレイ「ざけんなよ・・・・守るって・・・行ったのに・・・結局俺はいつも誰も守れねぇ・・・・守ってもらってばっかだ・・・・・大事人のを失ってばっかだ・・・・・・・」
ハイル「だ、だからなんです?」
グレイ「カトレアだけは失いたく無い・・・」
ハイル「手遅れです!!」
グレイ「まだ間に合う」
ハイル「不可能だね」
グレイ「不可能じゃねぇよ・・・お前をさっさと終わらせる」
次回
グレイ「こんなもんカトレアの痛みに比べたら!!」
ハイル「ふ、ふざけんなぁ!!」
カトレア「次回 戦闘終了」


























