私には、弟という絶大なる信用をおく相方がいます。
小さいときは、よく喧嘩しましたが、
関西人なので、お笑いのまねごとをたくさんしました。

例えば、弟が布団をひいて（関西は“し”と“ひ”が、混同している）、
気持よく寝ようとしているとき、
「さぁ、オレも、寝よっかなぁー」と、云いつつ
ボクは、弟の上に、さらに布団をひき、その上に横になります。
そして、「アー疲れた、はよねよ。」と、云うと、
弟は、布団に埋もれながら、
「下にいるの、知ってたよね。布団ひくとき、ボクと目、おうてたよね。」
と、埋もれつっこみをします。
「あ、ごめん、そこにおったん。」と、ボク。
ここですごいのは、弟は、ボクが布団をひく途中では、つっこまないとこです。
ボクが、ひきおわり、自分の上に乗ることを確認してから、
埋もれつっこみをするのです。
それまでは、ボクのボケを自由にさせてくれるのです＾＾

このくだらない一連の阿吽の呼吸は
弟が高校生になって、ぐれてしまう頃までつづきました。
一時の反抗期でしたが、その間、ボクは、弟の心配よりも
家の中で、ボケられないのが、実に辛かった。（←ひどい兄）

やがて、ボクたちは社会人になり、
ときどき、弟が、ボクの横浜の自宅に遊びに来ては、
夜中、一人独演会をやっていきます。ただの会話なのですが＾＾
それは、その反抗期だった彼の高校生時代の話なんです。
これが、お腹がよじれるくらいおもしろい。
反抗期のとき、つまらなさそうに見えていた弟でしたが、
そうじゃなかったことを知り安心もしました。（←心配してなかったのに？）

まぁ、この絶大なる相方に姪っこもでき、（実にかわいい）
私は、これから先ずっと、彼の家族共々こよなく愛していくつもりです。

あぁ、独り暮らしの支障は、ボケられないこと、、、
はやく相方をさがさねば、、、（嫁はんを相方にするんかい！）