ムハマド・ユヌス
- カテゴリ：日記
- 2010/09/21 09:17:51
http://ja.wikipedia.org/wiki/ムハマド・ユヌス
http://ja.wikipedia.org/wiki/グラミン銀行
きのうたまたまTVをつけたら、この方が出ていらして、
思い出しました。
てっきり風貌と以前みたTVの印象からインドの方だと思っていましたが
バングラデシュの方だったのですね〜^^;
以前のTVでは貧しい故にいくら仕事をしても貧しい環境から
抜け出せないバングラデシュの女性たちに
ローンが組める銀行を設立して、
銀行でお金を借りることができるようになった女性たちは
事業拡大することによってどんどん豊かになっていって・・
その手助けをしていた人物だったという記憶・・
すごい人がいるのだなあ、とその時思ったものでしたが
このムハマド・ユヌスさんは、この銀行設立の事業などから
ノーベル平和賞も受賞なさってらしたのですね！
こういった方が沢山現れたら世界の格差と貧困がなくなるのではないでしょうか？
と安易にふと考えちゃいました^^
以前彼が来日された時の語録が面白かったので拝借してご紹介
＊私は銀行のこと(banking)を何も知らなかった。だから出来た
＊知らなかったので、ふつうの銀行(conventional bank)の逆を行った
＊ふつうの銀行は金持ち(the rich)に貸し、グラミン銀行は貧乏人(the poor)に貸した
＊ふつうの銀行は担保(collateral)を取り、グラミン銀行は担保のことは忘れた
＊ふつうの銀行は与信(credit record)を気にし、グラミン銀行は気にしなかった
＊ふつうの銀行は貸し倒れにあえいでいる。グラミン銀行の貸し倒れ率は0.5%を切っている
＊47人に27ドルを貸したのがきっかけ。今では
口座数800万
職員数28,000
貸出額毎月1億ドル、毎年10億ドルほど
口座所有者の97%が女性
＊最近NYCでもサービスをはじめた。借りれない人がそこにいるから。彼らは借りれない以前に銀行口座を開かせてもらえないのだ
＊貧困を生み出したのは貧者ではない。貧困を作り出したのはシステムであり、そしてシステムを作ったのは我々なのだ
＊貧困は人造物である。人が作ったものであれば、人が壊せないわけがない
＊資本主義(capitalism)が悪いんじゃない。資本主義が半分しか完成していないのが問題なのだ
＊資本主義の解釈が狭すぎるのが問題なんだ
＊Making money to make money doesn't make sense. Making money to make the world better does make sense.
[訳:金儲けのために金儲けするのは理屈にあわない。世界をよくするために金儲けするのならあう]
＊これまでのビジネス(conventional business)の目的は利益(profit)の最大化。社会ビジネス(social business)の目的は幸福(happiness)の最大化。あるいは苦痛(suffering)の最小化。
＊社会ビジネスの目的(objective)は、具体的でなければならない。「利益」というのは十分具体的なものではない
＊政府は何でも作れるが、いったん作ったものを壊せない
＊purpose of charity is to get people out of charity. purpose of welfare is to get people out of welfare.
[訳:慈善の目的は、人々を慈善から解放すること。福祉の目的は、人々を福祉から解放すること。]
＊Human being is bigger, not beggar
[訳:人類は偉大であって乞食ではない]
以前TVでみたとき、具体的に仕事をして返していく計画みたいなのはきっちりチェックしていたようですけど、泥沼のような貧困から彼の銀行によって救われた女性の明るい表情をみると、
ほんとうにすごいことだな〜と思っちゃいます。
経済学者から銀行家になった方なので、理想的といえば理想的ですね。
自分だけの利潤追求ではなく、人のために、という銀行、日本にもできてほしいです。
ちなみにネットバンク進出も計画にあるようですよ^^
今の世の中、そうそうできることでは無いと思います。。
凄い人だわ！
そうなのですよね〜・・・
金持ちと支配階級だけに都合良く資本主義が回ってる感じですよね^^;
純粋な善意を持った人間、でも単なるお人好しだけでないユヌスさんのような超頭脳明晰な方が
こういった悪循環を打破してくださるようなシステムをどんどん作っていただきたいものです^^
私もこの方のTVと語録を拝見してどうしようもないようなひどい世の中のシステムも
なんとかしようがあるのだな〜と感心しました^^
そして貧乏や乳幼児や老人のような弱者への思いやりをｼｽﾃﾑとして、実現していないと思います。
環境問題も・・ですよね。
そして、ｸﾞﾗﾐﾝ銀行への貸したおれが０．５％というのは、恐るべき数字です。貸す側に心があるなら、
借りる側にも心があるってことでしょうから。そして、心のある人がする事業は成功するということでしょう？！
この関係がうまくいった理由をとことん追求して、実行できると、世界が慈善や福祉から解放されますよね。
この話を読んで、夢がひろがりました。世の中、捨てたものじゃないですね。
素敵な語録をありがとうございます＾＾