南の島へ逃避行(4)
- カテゴリ:日記
- 2010/09/18 12:45:22
頭の中で現実逃避
いつかもう一度訪れたい南の島のお話
ホテル暮らしも無事終了し今日から日常に戻ります
古いホームページからの転載もラスト
よろしければどうぞ^^
船上の26時間
約束事のようにそれた台風
竹芝桟橋でおがさわら丸の姿を眺め
ようやく気持ちの蓋をはずす
行けるんや♪行けるんや♪行けるんや♪
いや、なに、それまでは
あんまりはしゃいだら不幸なオチがつきそうで
整理券をもらう
まず、ごくおおざっぱにグループ分け
2等100番台はこっちの列という具合
グループごとに乗船する
2等は最下層の雑魚寝部屋
船に乗るとき船員さんが番号札を渡す
その番号の席が寝床になる
寝床
それは
一面に敷き詰められた毛布の群
幅50cm縦150cm
小さなレザー枕ひとつ
周囲20cmほどの隙間
それが与えられる所有面積のすべてである
いや、ほんと、寝返りうったらさ
隣のご主人とキスしそうになりましたわよっ
ゆえに
乗船時、前後にどのような方々がいるかは厳重チェック要!
気が会う人と友達になれたら最高
いきなり酔っぱらって絡んでくるおやじの横なら地獄
さりげなく列を移動して調整しましょう
船に乗り込み最初に目に付くのは
さりげなく階段や廊下の手すりにぶら下がってる
白いビニール袋の束
2等船室のそこかしこに鎮座する金盥
いつでも出してねって…
やぁ~だぁ~よぉぉ~~~っっ
船の中はもう驚くほど綺麗
まるで、ちょっとしゃれたペンションである
トイレも快適
温水シャワー完備
レストラン、ラウンジ、ビデオルーム、展望部屋
実際、この船は父島停泊中はペンションとして利用可能
居心地はすこぶるいい
陽が傾きはじめる午後4時
接近している台風の影響が出始めた
夕食はおにぎり1個で終了
食事はレストランでもとれるけど
食欲ないのが普通
乗船前にコンビニで軽い物を買っておくのがおすすめ
酔い止め、日焼け止め、カメラのフィルム
ほとんどの生活雑貨は船内でも購入可能
ちなみに売店のアイスモナカは美味しい♪
デッキに上がって周りを見渡す
360度全部海
ほんとうになんにもなくてすべて水平線
あたりまえなんだけど、少し感動
18時30分台風情報
八丈島を北上中
酔い止めをのみ、毛布をかぶって
臨戦態勢に入る
ようは寝るしかないんだけど
ほとんど全員がその構え
が、一度デッキにでたら
この揺れの中、優雅にチェアにすわり
読書をしている御仁がいたっ
三半規管ないのかぁ?!
夜になり揺れはますます激しくなる
寝たままポーズでいきなり枕ごと投げ出される
急降下急上昇連続反復状態
このとき気を紛らわすためにずっとCD聞いていたんだけど
倉木麻衣-delicious way
平井 堅-the changning same
その後この二人の曲を聴くたび
私は高速エレベーターを連想する
少し離れたところで
小学生ぐらいの女の子が
ほとんど一晩中母親に背中をさすってもらっていた
6時20分起床
揺れはかなりおさまってきている
10時25分船内放送
前方に一番北側の島が見え始めた
急いでデッキにあがると左前方に見える
不思議な形だ
荒い波に削られて長い年月の間にあんな形になったのだろうか
快晴!
12時35分、予定より少しだけおくれてついに小笠原へ到着
東京から南南東へ下ること1000㌔
26時間35分
タラップをおり、かみしめるように一歩を踏み出す
だが、身体はまだ揺れ続けていた
おがさわら丸の特等室はホテルのような個室なんですよ
とことん味わう目的で、2等室に果敢に挑んだのでしたww
少しでも楽しんでいただけたのなら、何よりです
長文、お付き合いいただき、ありがとうございました~~☆^^
国内でここより時間かかるところは他にあるのかな~?
雑魚寝じゃ疲れもとれないね。
知らない人に囲まれて寝るなんて俺にはできないよ(>_<)
自分が経験したことのないお話だからおもしろかったです♪
PS:出張おつかれさまね(^^)