ペンギンの3月
- カテゴリ:映画
- 2009/03/01 23:44:30
大好きなドキュメンタリー映画のDVDを取り出してみました。
コウテイペンギンは南極では秋にあたる3月に、繁殖地である氷原へ上陸をはじめます。
【March of the Penguins】
2005年に公開された『皇帝ペンギン』の英語バージョンです。
正確にはオリジナルのフランス版のドキュメンタリー風映画が、日本公開版です。
フランス版は、鳴き声を少しかわいらしくしたり、彩色等で子ペンギンを強調したりして、
ほんの少し手を加えた映像に、擬人化した親子ドラマシナリオ音声が入っているそうです。
擬人化ドラマ版は、予告や宣伝を見て、日本語吹替えのキャストが良かったか悪かったかは別として、
私には向いていない(悪いということではなく)と確信したので観たことはありません。
英語バーションというのは、英語吹替ではなくて、別モノです。
両方を観ていないのでどこまで擬人化ドラマ版と映像が同じなのかはわかりませんが、
オリジナルと同じ映像素材を使ったドキュメンタリーにモーガン・フリーマンのナレーションです。
アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したのは、この英語版のほうです。
本編のメインは、過酷な大自然の中での子育てを中心にコウテイペンギンの生態を追った映像です。
美しい音楽も淡々としたナレーションも、前に出すぎることはありません。
必要最小限のようなモーガン・フリーマンのナレーションは、強調も押付もなく心にしみいるようです。
動物ドキュメンタリー好きでコウテイペンギンの生態を少し知っているなら、
英語がわからなくても内容はだいたい予想できます。
こちらが日本の映画館で公開されなかったことは、とても残念です。
でも、擬人化親子ドラマの方が日本ではウケるだろうと私でも思います。
映像特典のペンギンと人間が同等に映されたメイキング・ドキュメンタリーも、
英語がわからなくてもすごくよかったかったのだけど、字幕があればと思いネットで調べてみたら、
これもフランス&日本版についている特典映像と同じ撮影風景の素材を使った編集違いの別モノでした。
他に特典として、短編アニメ「バックス・バニー」のペンギンちゃんが出てくるストーリーが1話と、
ナショナル・ジオグラフィックの皇帝ペンギンの30分番組が1本収録されています。
小さい子向けのバックス・バニーはけっこうわかるし、ナショジオ番組も英語がわからなくても楽しめます。
ペンギンまみれで幸せなDVDです。日本では発売されていませんが、アマゾンでも購入できます。
しかし、氷と雪の映像は観ていて寒くなってくるので、3月とはいえ今の時季に観るのは間違いでした…。
夏に観ないとね。
緒方さんを差し込んで音とナレーションを付けて編集したのがNHK版です。
全部ではないけどTVでNHK放送版も見ているけれど、印象はだいぶ違います。
NHKで放送された「プラネットアース」の素材は「アース」とおなじようです。
DVDをもっているとはすごい。
>tararaサマ 映像の力ってすごいですねー。
>伊勢うどんサマ 映画『アース』は観ていませんが、映画のもと映像である
BBC制作ドキュメンタリー番組「プラネットアース」のDVDを持っています。
素晴らしいですよー。
猛吹雪の中 卵を守るオスの姿に涙しました ガクガクブルブル
トイレがちかくなって困るデスヨ(-〝-)
ドキュメンタリーなので修正しなくてもいいと思いますけどね。。
ちょと話が外れるかもしれませんが吹替え版でイメージが変わったり日本向けにセルフを変えたりするのはあまり好きではないです
映画は作ったままの形で見たいものですね(^^