近代科学は色々と進みマシン工学なども
目覚しい発展を見せる昨今。
…俺はいわゆる“お手伝いロボット”を手に入れた。

箱を開け…ドキドキの起動の瞬間！ぴこーーん＊

《オカエリナサイマセ　ゴ主人サマ》

おぉーー！まさに生きているがごとくの精巧さだ！！
ビバ未来世界！！これで俺は夢のライフを実現…

《ソシテ　サヨウナラ　ゴ主人サマ》

…なに？

その瞬間。手に持っていたらしい火炎放射器が
蒼い炎を吹き、俺の可愛い、おやすみ羊マクラに
火がついた。　　な、な、なにーーーー！！？Σ（゜皿゜；

《私ハ未来から来タ　“ターミネーターＴ-016”
　未来ノ世界デ邪魔ナオ前ヲ抹殺スル…！！！》

イキナリとんでもない展開キターーー！！？
ま、まて！？俺はこんなハードな冒険を求めてはいないぞ！？　
俺が求めていたのは
「可愛い萌えメイドロボットとドキドキＨＡＰＰＹライフｖ」
ってやつだ！！決してこんな
「未来から来た殺戮メイドマシーンとバクバク冥土ライフ！？」
ではなかったはずだーーーっ★

おかしい。一体ナゼこんな状況に…！！？
やはりアキバの闇市で値切って購入したのが間違いだった
のか！？俺は人生の選択肢を踏み外したのかー！？

そんな思考を許す暇もなく。
可愛い戦闘メイドが俺の人生に終止符を打とうと接近してきた。
あああ…もんの凄くドキドキする。これは…恋？（違います。）

《デハ逝ッテラッシャイマセ　ゴ主人サマ》

のぉぉーーーっっっ！！？　Σ(><;
目の前が蒼い炎に染まったかに思えた瞬間だった。

「マーーーズ流れ星ダストボンバーーーッ！！！」
ドーーン！！ドドドーーン！！！

あたり一面にミニ火星の様な星が降り注ぎ
辺りは赤い爆炎に包まれた。そして…そこには凛と立つ
妙な印影をしたシルエットが。　…か、カラ傘…！！？

「危ないところだったな少年！！私は宇宙の未来と
平和を守るＫＡＲＡＫＡＳＡ機動隊メンバー【Ｒ】だ！！」

は？また変なのキター。しかも萌えない。

「むむ。話は後だ！！おのり、まだ動けるか…
これで最後だ！！　爆裂火星ブレストファイヤーーっ！！」
ドンッ！ドンッ！！ズドドドドーーーン！！！！

バチバチと火花が散りつつも深紅の瞳が輝き
炎と煙の中から立ち上がろうとしていた燃えメイドに
またもや火星っぽい星が無数に襲来し、今度こそ
終わりだ！！と言わんばかりに粉々に砕いた。

あぁサラバ俺のＨＡＰＰＹライフ。損害額198万円。

「これでもう安心だ！その命を大事にして未来の
世界で色々と貢献してくれたまえ！！…ん？なんで
自分が襲われる事になったか解らんといった顔だな。」

「それはコレを見れば、全ての謎は解けるだろう。」

ハイテクなんだかレトロなんだか解らない
カラ傘の様なデザインの戦闘メカを着た自称・正義の味方は
俺に一冊のノートらしきものを差し出した。…日記帳？

「私は未来の世界で宇宙を航行中、
１つのカプセルを拾い、その中から萌フィギュアや
数々の本などと一緒に入っていたこのノートを見たのだ。

「コレには数々の発明の記録と
そして未来からきたロボットに襲われたと
記録が記されていた。」

「そう。これは君のノートだ。」

そこには、このカラカサ型バトルスーツの設計図やら
あみだされた必殺技の詳細が記載されていた。
先ほどの火星なんちゃらも俺が考案したらしい。

「そう。暴走したマシン軍団と戦う私達
ＫＡＲＡＫＡＳＡ機動隊の発案者である君を抹殺するべく
送り込まれたロボットだったのだよ！
これで危機は去った。さらば我が父よ！また会う日まで…!」

あ。ちょっとま待て!! この滅茶苦茶になった
俺の家は、どうしてくれるんだ…と言うヒマもなく
カラカサ着た奴は、さわやかな笑顔とともに消えていった。

ノートだけを残して。

…卵が先か。ニワトリが先か。
このノートがあれば、今のカラカサを作る事は
そう遠い未来ではなさそうな話であった。
だがそこには…萌えメイドの作成方法も記載されていた。

そう。破壊されたメイドに執着した俺は
暴走マシン軍団の元をも作成する事になるらしい。

萌えをとるか。平和な未来をとるか。
今また俺は重要な人生の選択をせまられているのだった…



【　終わり?　】 　←(え。



…って。何かドンドン変な事になったので無理やり終了★(苦笑)
何も考えずタラタラ書いてたら何コレ?的なものになったです;
えーと。火星マリモが釣れました♪

うん。日記帳も一緒に釣れたのv…それだけの話。(=▽=;