ダダッダーーダダッ！！ダダッダーーダダッＧＯ！！

夜空に～輝く～カラカサの星ぃ～♪
スぅーパぁーロボット！？カラカサーＺぉ～っ！！
ニコっと地球の平和の為にぃーー！！
今だ！飛び出すんだ！！カラカサボンバぁ～っ♪
カラカサＧｏ！カラカサＧｏ！！
ＫＡ・ＲＡ・ＫＡ・ＳＡ～イクぜーーーっっ！！！

テーマソング（？）も勇ましく。
煌く銀河を背景に見事つのったカラカサ宇宙警備隊！！
ブタジェットを発進させてニコっと地球を見守るぞ！？



新人隊員【Ｒ】は高鳴る胸の鼓動をおさえつつ
地球防衛の為に“ＫＡＲＡＫＡＳＡ機動隊”が
集合するという火星基地へと降り立った。
…だが。そこにはすでに多くの隊員が列をなし早めに
到着したはずのＲも遅刻したかの様だった。

「何をしているかＲ！！カラカサ隊員たるもの
　常に先を予想して早めに行動するものだぞ！！
　罰としてドームでほどよく蒸し焼きになっていろ！！」

「はっ★イェッサーーー【Ａ】部隊リーダー殿っっっ」

さっそくの激が飛んだ。カラカサ隊員たるもの
常に機敏なる行動が求められるのだ！
こうしてほどよく宇宙放射線を浴びドームで
カラカサ蒸し焼き（納豆味）になった後、
厳しいカラカサロケット昇降訓練へと参加した。

「宇宙では、どんな敵が襲ってくるか予測不能だ！
　いかに頑強なカラカサバトルスーツを装着しているとはいえ
　単独行動は命取りだと肝に銘じろ！！！」

「はっ★イェッサーーー【Ｗ】総督殿っっっ」

まずは発射台に乗って宇宙ステーションへと
部隊そろって射出されるという高等技術の訓練だった。
だが、何度訓練しても隊列を離れてしまう者が
後をたたず全員いっせいには到着できなかった。

「し…指令どの…っ。この技は我々にはまだ
高等技術すぎて無理なのでは……っっ」

「馬鹿もーーん！！弱音を吐くな！！諦めたら、
そこで終わるのだぞ！？栄誉あるカラカサ宇宙警備隊員の
名を背負う者が簡単に力尽きる訳にはいかぬのだ！！」

さらなる激が飛んだが、ただの一度も成功はしていない
現状に隊員達の中にも焦りの色が見えはじめた。
…その時！！エリート司令官【Ｋ】が火星に到着した。

「精神論だけで物事は成功しないものです。
　まずは論理的に方法と対策をもって行動すべきだ。
　確かな知識をもって計画的に動く事も大切なのですよ」

「はっ★イェッサーーー【Ｋ】司令官殿っっっ」

さすが智将と名高いＫ殿。未熟な隊員達にも
すぐさま適応できるよう攻略法を伝授してくれた。

その１　隊員は発射台を見える様に円形に囲むべし！

その２　タイミングはカウントの「１」が消えた瞬間！！

その３　発射台の射出位置を正確にクリックするべし！！

緊張の一瞬だった。たった３カウントが永遠かに
思えるように長く感じられ手に汗がにじむ。
「3…２…１…！！」　
1の数字が消えた！！今だ！！！

いっせいに発射台へと集合するカラカサ隊員！！

シュポーーン！！！シュポポポーーーンッッ！！！

我々は宇宙に向けてイキオイよく飛び立った！！
しかも見事一列に並び、さながら天に向かって昇る
龍のごとく美しい軌跡をえがき空へと舞い上がったのだった！

「う…うおぉぉぉぉーーーーっ！！！！」

宇宙ステーションに降り立つ隊員達からは
歓喜の声が上がって興奮さめやらぬ様子だった。

「や…やりましたね総督！！我等でも
困難なミッションをこなす事が出きるのですね…！！」

「うむ。これぞ我等カラカサ精神の賜物だ！！
　この感覚を忘れず常に精進しつづけるのだ！！！」

「はっ★イェッサーーーっっっ！！！」

くしくも。夜空には正義を象徴するかの様に
天秤座の星座がまたたいていた。

「俺もいつか…あの輝く星座の様に宇宙に煌く
カラカサになるぞ！そうだな…さしずめ“銀座”でどうだ？」
部隊の中でもベテラン隊員の【Ｈ】部隊長が言った。

「はははは。そしたら俺は“餃座”になるか。」
エリート隊員の【Ａ】隊員までもが目を輝かせて言った。

…じゃあ自分は、せめて“便座”くらいにはなりたい。
そんな決心を胸にいだくＲであった…。

もちろんこの後、宇宙ステーションから降り立つ
降下訓練という、さらなる難関があったのだが
それはまたの機会に語る事としよう…。

～ＥＮＤ～





と、まぁ。昨夜はそんなこんななドラマが
火星宇宙ステーションで繰り広げられておりました。（笑）
え。ほとんど脚色なしですよ？ホントです。＊（＝ｗ＝；

星になりかけたＨＩＲＯ【Ｇ-3】隊員から
「記録を…この記録を後世に残すのだ…っ」と
託されたので頑張ってみました。どうでしょうか。

…え？長すぎでダメ？？　あちゃー（××；