5っす！
「自分の気持ち」
グレイ「駄目だ！！」
カトレア「え？」
グレイ「黙って出て行くってぇのは逃げてるのと変わんねぇ！」
カトレア「そうよ………私逃げて来たんだよ！！」
グレイ「駄目だ！逃げるなんて……親から逃げるなんて駄目だ！！」
カトレア「親じゃないよ……グレイは何も知らないくせに……」
グレイ「あぁ……知らない…」
カトレア「じゃあ黙ってて！！」
グレイ「後悔するぞ…」
カトレア「しない！！」
グレイ「する」
カトレア「しない！！しないしないしない！」
グレイ「カトレア…俺の両親が死んでるのは知ってるよな……」
カトレア「………うん」
グレイ「俺さぁ……よく思うことがあんだ。何で俺だけ助かったんだろうって……母さん達が死んで何でって……どうせなら一緒に死んだほうが良かったんじゃねぇかって………。」
カトレア「グレイ………」
グレイ「まだ話たい事とか一杯あった……もっと一緒にいたかった……こんなに苦しいなら死んだほうがよかった……そう…思うんだ……周りの大人はさぁ…みんなおんなじ事を決まって言う「離れていても一緒だ」って本当にそうなのかなって……」
カトレア「………グレイ」
グレイ「あぁ！何か話脱線したぁ！！つまり俺が言いたいのはだな……生きてる内にちゃんと向かい合ったほうがいい！！ってこと」
カトレア「そんなの意味なんてないの！！」
グレイ「なぁカトレア。俺お前の踊りが好きだぜ！」
カトレア「有難う。でも急にどうしたの？」
グレイ「どこが好きかと言うとな…自由なとこが好きなんだ！」
カトレア「自由…」
グレイ「あぁ…だから俺カトレアには自由であって欲しい。カトレアにちゃんと自分の気持ちを言って欲しいんだ！」
カトレア「自分の気持ち…」
グレイ「あぁ！聞くか聞かないかなんてどっちでもいい！ただちゃんと向き合って欲しいだ！！俺はお前の自由な所が好きだから！」
カトレア「グレイ……うん！私頑張ってみる！」
グレイ「あぁ！」
次回
グレイ「じゃあ一つだけ聞いてやるよ」
カトレア「ラムネがいい！！」
グレイ「明日だからな！忘れんなよ」
カトレア「どうしてだろう……嫌な予感がする………」
???「始まりだ」
グレイ「次回　約束」

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