天狗 その1。
- カテゴリ:その他
- 2010/08/30 20:50:20
天狗は、日本の代表的な妖怪ですね。
天狗にまつわる伝承は、各地にたくさんあります。
その中からひとつ、ぼくの好きな天狗話をご紹介。
石川県松任(まつとう)市というところに。
「圓八(えんぱち)あんころ餅」というのがあって。
実はこのあんころ餅、天狗が関係してるらしい。
江戸時代中頃、松任の村山家という旧家に圓八という主人がいた。
この主人、ある日いきなり裏庭に羅漢柏(あすなろ)の苗木を植えて。
「我が願い叶うなら、苗木よ生い茂ってくれ」
と祈願し、翌日の夕方に忽然と姿を消してしまった…。
方々探してみても、圓八の行方はわからず…。
残された妻と娘は、貧苦に喘いでいた…。
数年後、仲秋の頃のある真夜中に。
妻の枕元に、山伏のような格好の圓八が現れ、こう言った。
「私は今、鞍馬山に籠って、天狗より霊界の教えを修めている」
「これこれこういう製法で餅をあんこで包み、それを売って生計を立てなさい」
「これを食べた者は息災延命、商い人は商売繁盛するだろう」
そう告げると、圓八はいずこともなく立ち去った。
妻は教わった通りにあんころ餅を売り、家は繁栄した。
以来、このあんころ餅の製法は、一子相伝にて250年もの間、伝えられてきた。
残念ながら、圓八が植えたという羅漢柏は台風で倒れてしまったそう…。
今は、その幹部分があるのみ…
そして、傍らには天狗堂が建てられている。
圓八は天狗になったのでしょうかね…?
もし、そうだとすれば、天狗の教えたあんころ餅、ということですよね。
しかも、それが同じ製法で現在もつくられている、というのですから…。
なんだか、ロマンを感じません?(ぼくだけ…?)
このあんころ餅、クール宅急便にて全国発送もしてるそうです。
(なんか、急に現実に引き戻されますねww)
http://www.enpachi.com/confectionery.html
話の種に、一度食べてみたいものです^^
おぉ!石川県ですか!
松任市には行く用ないの?ww
そのうちみんなで、「圓八あんころ餅を食べる会」でも開きたいwww
そう!そうなんですよ!w
昔は妖怪が生活の中に溶け込んでましたね。
地名などでも、妖怪に関係のあるものが多くあったり…。
どちらかといえばマニアックな話にお付き合いくださり、うれしいです♪
そういえば最近あんころ餅食べてないなぁ~。
お話を読んでたら食べたくなっちゃいました。
甘くて1人では絶対1折(箱?)食べきれないんですが・・・^^;
ブログを読んですごく食べたくなりました!
やっぱり昔は妖怪が身近にいたのかなってわくわくします。
楽しいお話、勉強になりました^^
おぉ~、さすが!
「天狗の元で修行した」といえば、源義経(牛若丸)がダントツ有名ですね^^
鞍馬には、牛若餅ってのがあるらしいですが…。
こちらは天狗とは関係ないようですね…。
って、食べ物の話ばっかりだしww
源義経思い出しちゃいます^^
あんころ餅食べたい><
多分これ、退屈な人にはものすごく退屈な話かもね…。
読んでくれただけでも、とてもうれしいです^^
天狗に攫われる話、結構あるんですよ(この場合は攫われてはいないみたいですが)。
その後、その人も神通力を得る話。
ぼくの中の連想では、宇宙人が人を攫って銀の玉を埋め込むというあれを思い出すww
もしかしたら、天狗は宇宙人なのでは?とか(あぁ、話が止まらないwww)
お!ロマン感じてくれる?ww
雪女と猫又かぁ~、いいとこついてくるね~w
そのうちブログで書くので、それも読んでね^^
味、気になりますよね~。
なんたって、一子相伝で250年ですもの!
なんて、期待しすぎると…がっかりしそうですが…ww
歴史に残ってることが、実際目の前にあったりするのって、感動的ですよね。
蘭丸さんの野望を見習って、ぼくも妖怪巡礼の旅出てみたいなw
この時間帯に聞くのにぴったりです・・とても安らぎます。
私も圓八は天狗になったのだと思います・・・
妖怪はうちも大好きww
とくに雪女とか猫又とか好きww
天狗が教えたあんころ餅。どんな味なのだろう?美味しいのだろうなv