少し調べた。
- カテゴリ:勉強
- 2010/08/29 23:40:06
火星の地上の気圧は、約750hPa(ヘクトパスカル)だそうだ。
地球の標高0メートル付近が、約1000hPa。
山へ登ると、約10mで1hPa下がる。
1000mの山で、900hPaくらいになるわけだ。
富士山頂3776mで約630hPa。
火星旅行は、登山経験豊富な人なら、ヘルメット無しで、、、
と思ったら二酸化炭素が主成分だった。
酸素マスクは必須だ。
仮に、二酸化炭素を減らして、酸素を増やせば、地球の高地に近い環境にできるのではないか。。。という発想が、この世の中にはある。
テラフォーミング(地球化)という。
実際には気候が変動する。大気の組成が違えば気温が変化するし、気温が違えば、現在の気流とは変わるだろう。
ただ、基地を作って暮らすには、月よりは簡単ではないだろうか。
何らかの事故や故障が起きても、それがすぐ死に直結するわけではない。
基地内部の気圧が下がっても、とりあえず酸素が供給できれば良い。
電力があれば、寒さもしのげる。
もしかしたら、月面基地よりも利用価値も高いし、現実的ではないだろうか。
と、想像してみた。
工業技術としては、無重量の状態で何かできるのではないかという期待がある。
具体的な技術はまだないが、何か進展があると想像する人は多い。
医薬品なども、製造技術の面では、けっきょく工業だから、進展があるかもしれない。
生物は、重力と密接に作用するものなので、重量のない状態を調べると、発見があるかもしれない。
これは、すでにISSで、小規模ながら実験している。
生物がわかると、医療が進むはずだという期待。
ところが、その先はどうするのか。
月に基地を作る意味があるか。
最初は、その意味を探ることそのものが目的になる。
どの程度、月基地の意義を見つけ出せるか。
多くの場合、実は、地球を周回する宇宙ステーションを建設したほうが、有益な可能性がある。
月と言えどもやはり遠い。
月基地が自給自足できるかどうかが、大きな問題だと思う。
建築物としては、月よりも火星のほうが楽に作れるはずで、問題は、最初のひとつを作るまでが大変。
けっきょく、最初の一歩が大変で、始まってしまえば、どちらも運用できるはず。
基地を何に使うか、目標が見つかるかどうかが、最大の難関。