サイン・オブ・ゴッド
- カテゴリ:映画
- 2010/08/26 23:01:54
今年22作めの自宅鑑賞。
ドイツのSF作家アンドレアス・エシュバッハの同名小説を基にした
トレジャー・ハンンティングもののアドベンチャー映画。
SF映画ではありません。
舞台はイスラエル。
発掘作業中に偶然発見れたのは、遺体とソニーのビデオカメラの取扱説書と文字の書かれた紙片。
2000年前の遺体には、何故か現代の治療の痕跡があり、
取扱説書に書かれたビデオカメラは3年後に発売予定の機種だった・・・。
タイムトラベラーだ。
って、結論はやすぎ~(笑)
ソニーのビデオカメラや取扱説明書の紙の耐久性だとか、細かいことは気にしないで。
イスラエルでドイツ語の会話が飛び交っているのも、気にしないで。
イエスが映っているかもしれないソニーのビデオカメラの争奪戦という主軸の他は、
原作から主要登場人物も謎解や理由付けやどんでん返しも大幅に削られていて、
結末もビデオに写っている映像も、原作とは違うものになっています。
原作自体もちょっとソレは・・・という所があるのに、その原作を削って変えていることで、
いっそう、ソレありえんやろーということになってしまっているし、
ハリウッドなら、もっと娯楽大作にできただろうにと思うと少し残念ですが、
スピード感のある小粒の娯楽映画で、これはこれで楽しかったです。
原作は、映画を鑑賞後、自室の積読山から引っ張り出しで読みました。
原作のタイトルは原題通りで「イエスのビデオ」
何を思って映画にすごい英語の邦題を付けたのか、原作を読んでも理解不能です。
「イエスのビデオ」じゃあ、かっこわるいからなんでしょうけど。
【DAS JESUS VIDEO】2002ドイツ
やっぱり”生きているイエス”でしたか!映画では聖痕をみせることでイエスと断定させたかったのでしょうね。あと映画には登場しない人物もいるんですか、それもSF作家とは!
DVDの新品未開封品を入手できてラッキーでした。これもサイン・オブ・ゴッドを見逃さなかったおかげ!?
発見者の学生(主人公)と映像を独占しようと私兵を投入するメディア王(発掘のスポンサー)と
バチカン秘密部隊の三つ巴戦です。メディア王は、早々にドイツのSF作家を呼び寄せます。
>あなたのサイエンス・フィクションの知識をもとめております。あなたの作家としての想像力を。
残念なことに、このSF作家さんはあまり活躍しませんでした。
「イエスのビデオ」の映像は“生きているイエス”です。
DVDは新品を購入して見ることが出来ました。(新品定価500円!?日本語版だけどMade in Korea?)ビデオカメラは色々矛盾がありますが(笑)、気にしないで見てそれなりに面白かったです。タイムトラベルしたものは、場所がずれる・・・これって前から気になっていたんですけど、きちんと説明していましたね。ズレはちょっと少なかったけど(笑)
ずいぶん昔ですが、読んだ当時、手持ちの本を人型に並べてみました(笑)
「闇の聖母」だったかな?
ちゃんとビデオカメラには、2000年前の映像が映っていました。SF的フォローはゼロ。
積読本は、壁際に山脈を作っています。高いと崩れるので低い山(笑)
冊数は怖くて数えられないです・・・。
ながつきさんちの積読山って、標高何メートルくらいあるんでしょう。