【あらすじ】亀山社中の活躍で、薩摩名義で購入した軍艦が、長州に引き渡されることになる。しかし、取引を任された長次郎と、長州の井上聞多の間で取り交わされた、名義は薩摩藩、運営は亀山社中という密約に、長州藩の上層部が強硬に反対した。龍馬は自ら調停に乗り出し、亀山社中は一切関せず、運営も長州に任せることにした。長次郎はこれに反発するが、龍馬は国益を優先するよう諭す。長次郎は長崎に帰り、このことを社中の仲間に報告したが、仲間はこぞって長次郎を批判した。長次郎は商人上がりの自分と、侍の仲間との距離を痛感する。

【感想】長次郎がいきなり死んでしまいましたね。できれば自刃にいたる葛藤をもう少し丹念に描いてほしかったです。今回、ほぼ史実通りで、違うのは以下の３点。まず長次郎は自刃した頃にはすでに上杉宋次郎と改名していました。これは恐らく視聴者の混乱を招かないよう、長次郎で通したんでしょうね。それから、長次郎がグラバーから金を受け取ったように描いていましたが、どうやらあの金は長州から長次郎がもらって持ち帰ったもののようです。これはまぁ、細かいことだからどうでもいいや。そして３点目、これがかなり違います。ドラマでは長次郎が自ら切腹という道を選んだように描いていましたが、実は沢村惣之丞が長次郎に切腹を強いたらしいです。キャナメ何やってんだよー！ 龍馬が切腹させたという説もあるらしいですが、ドラマでもあったように長次郎が切腹した時には龍馬は長崎にいませんでしたし、昔盗みを働いて切腹させられそうになった仲間を北海道に逃がしたことがあることを考えると、龍馬は無用の死を好まないように思います。恐らく引導を渡したのは沢村なんでしょうね。確かに長次郎は大きな罪を犯しましたが、日本を諸外国に負けないような新しい国にするという名目を掲げた亀山社中に、誰も殺していない仲間を死においやってほしくなかったな。しかし、何故長次郎は社中の金を横領してまで外国に行こうとしたのでしょうか。ドラマのように、元商人と侍との距離を感じたから？ 大金が手に入り、つい魔が差してしまったのでしょうか。享年２９歳。大きな商談をうまくまとめたことを思うと、亀山社中は惜しい人材を亡くしたものです。生きていればまだまだ活躍できたでしょう。それは龍馬にも言えることですが。

【あらすじ】総診にＴＶ出演依頼が来る。後藤はテレビで踊れると息巻くが、それは「これが日本のドクターだ！」という医療バラエティで、病状から病名を診断するという内容だった。結局氷室が出演することになるが、桃子の差し金で氷室がイヤホンをつけ、後藤の診断をそのまま氷室に言わせることになる。落ち込む後藤を桃子が叱咤し、何とか成功するが、後藤がいきなりテレビカメラの前に現れ踊り出したため、番組はメチャクチャに。後藤はテレビ局から「半径１ｋｍ以内に近づくな」と言われてしまい、失意で仕事をしなくなってしまう。翌日から総診に来る患者の数がどっと増えるが、そのほとんどがいわゆる仮病。その中に全身の痛みを訴え、数々の病院に行っても病名がわからなかったという墨田栄子という女性がいた。氷室は栄子も仮病だと決め付けようとするが…。

【感想】今日ほど後藤が医療以外のことは本当にバカだと感じた回はないですねｗ あんなにバカなら、桃子のバレバレの嘘にコロッと騙されても仕方ないわｗ 部屋に引きこもっているところに、少年隊のビデオ流されてのこのこ出て行くとか、天岩戸かよｗ てかそんな簡単な罠に引っかかるって、やっぱりバカｗｗｗ きっと才能が医療とダンスにだけ吸い取られ、他は枯渇してしまったんでしょうね…。あと、後田が町谷担当の高齢の患者に嫉妬するところとか、猫目少女と言われた桃子がネズミ男と言われた漆原に「一緒に妖怪界に帰りましょう…」と言ったところとか、今日はコネタが冴えてましたね。実際は看護士の本木のメイン回だったんでしょうけど、あまり目立たなかったなｗ 二浪して医師への道をあきらめたことを後悔してましたが、五浪の方がどうかしてると思うぞｗ 氷室は根性(だけは)あるんですね。しかし、膀胱が大腸の形をしてるって…びっくりですね。これについてちょっとだけ調べてみたんですが、なんか下腹部が痛くなってきたような気がして、ちょっとだけでやめました。医療ってﾅﾝﾀﾞｶｺﾜｲﾜｧ((（n;‘Д‘))η