日本考
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/08/08 00:06:13
日本に核兵器アレルギーがあるのなら、
ドイツにも実はアレルギーがあります。
それは、原子力発電所です。
日本が核兵器を開発しないのと同様、ドイツでは
原子力発電所を作らない政策が続きました。
足りない電力はフランスから購入するそうです。
なぜ、ドイツは原子力発電所アレルギーに罹ったか?
それは、チェルノブイリ原発事故が原因と思われます。
それは自分たちのすぐそばで発生したのです。
日本でも、チェルノブイリ事故から多くの教訓を学びましたが
それでも、地球の裏側の悲惨な事故、以上の認識は
ないのが 一般的と思います。
ドイツでは、チェルノブイリの事故以降、反原発の政党が
成長したため、原子力発電所を作成するノウハウや
人材が減ってしまいました。
原油が高くなり、ようやっと政策転換をしようとしています。
けれど、多数の一般国民は、いまなおどこかに
原子力発電所に対する不信感をもっていると思われます。
自分たちが購入するフランスの電力は、原子力発電所で
つくられたものであっても、です。
国民がアレルギーを持つのは理解できますが、
そのアレルギーによって、国家の戦略や安全などの、
より国民生活に密着する部分での政策が疎かになるのは
本末転倒です。
ドイツも日本も、同じところで同じようなミスをしています。
それはそれ、これはこれ、というように、理性的な判断と
感情的な心理とが 混同しないようにしてほしいです。
原子力発電もそうですが、危険と利益が隣り合わせな場合、
危険を最小化する努力は当然と思われます。
危険を拒否し、利益を拒否する態度は理解します。
一方で、利益のみ享受して危険は拒否という、
態度はよくわからないですが、存在しているようです。
孤高の鷹さんのような、釣り合いのとれた思考をなさる方が
増えれば、より合理的な世界になっていくと思われます。
時に最近はその傾向が強く感じます。
私の場合は1+1=2ではなく、5とか6になるので
計算で動く方々には忌み嫌われる存在なんです(^^;
恐らく現代社会では「安全は与えられる物」って考え方が蔓延していると思います。
世の中に100%とか完璧なんて物は存在しないのにです。
私なんかは1%の危険も見逃さないって教育されて生きて来ましたので
昨今の思考とは違う生き物扱いされてます。
記念のステプできたことを、光栄に思います
今後とも宜しくお願いします
お母様にもお伝え下さい。
100回目のステプありがとうです・・・!